susutex’s blog

自転車、電子工作、プログラミングとかについて書くかもしれないブログ

RASORⅡでサイクリング

susutex.hatenablog.com
前回は短い距離でパワーをかけた際の走行感が見れた。
今回は登坂と疲労時の感触を見たかったので、家を出て落合橋-竹本湧水-黒山三滝-日高-落合橋と回って戻る100kmほどのルート。黒山三滝から一本杉峠までの3kmちょっとの登坂アタックを含む。


この日は非常に調子が悪かった。
平地を走っている時点で膝に痛みを感じて一旦パワーを落としたり、鳩山ニュータウンを登っている時点で眠くなり力が抜ける感じがしたり。


一本杉峠へのアタック中も眠くなって力が抜けたり心拍が160ぐらいまでしか上がらなかったり。
峠を下ってコンビニで氷と飲み物を補給するために休憩した後、コーヒーが効いたのかようやく目が覚めて普通に走れるようになった。

平地での走行については、加速は普通だがパワーをかけた際の速度の伸びは良く、維持も楽に感じる。
コーナーはあまり攻めないのでよくわからない、普通だと思う。
登りも普通、ここは体調が悪すぎてよくわからなかった感が強い。
下りでは振動吸収性の良さを感じられるかと思ったが、意外にも普通に感じられた。

RASORⅡはリア三角の振動吸収性が高いがシートポストには振動を吸収する機構が全くない。対してTCRやREACTOなどはシートポストの振動吸収性が高い。
おそらく今回の下りはコーナーが多いため踏まずにサドルに座っていたので路面からサドルまで全部まとめての振動吸収性しか感じられず、差がそれほど感じられなかったのだろうと思う。
踏んでる間やサドルから立ち上がっている間はリア三角までの振動吸収性が生きるはず。これが平地での速度の伸び、踏みやすさ、ロスなく滑るような感触に効いてきているのだろう。
もっと長い距離を乗ってみたい。

BOMA RASORⅡ組み立て

BOMA試乗会で出会ったRASORⅡ。エアロロードらしく平地は気持ちよく速度が伸びるのになぜか振動吸収性が良い。
これまで乗ったことのない特性で、ロングライドに適した自転車なのでは?と思いもっと乗ってみたくなり購入することにした。
VIDE discとどちらにするかも悩んだが、こちらはREACTOと特性が被るので、今はRASORⅡのほうが気になる。

購入

フレームしか買わない客は嫌がられそうだし店頭には行きたくないなと思い、最初は通販での購入を検討。
しかし、ディスクブレーキ台座のフェイシング加工周りが解決せず、通販での購入は諦めてフレームを取り寄せてもらえる店を探すことに。

普段BOMAのフレームを扱っている店がいいなと思ったので近所の店の店頭を回ってみることにした。
一店目のスポーツバイクファクトリー北浦和スズキに行ったところVIDE discを店頭に在庫しており、フレーム単体での取り寄せを聞いてみたところOKとのことで、丁寧に案内してもらえたのでここで買うことに。
ブレーキ台座のフェイシングもBOMAはメーカー側で処理してくれてるので不要だろうとのこと。ダメだったら加工または載せ替えを依頼するつもりだったが、届いたものを確認する限りしっかり処理されていたし組み立ても問題なく行えた。

身長180超なのでXLサイズ。日本向けのメーカーとのこともあってかサイズ展開は他社より1つ小さい印象。これ以上のサイズはない。
在庫があったので1週間たたずに取り寄せできた。
VIDE discはカラーリングが豊富で受注生産と言っていたが、RASORⅡは1色しかないので在庫があればすぐに取り寄せできる。

組み立て


TCRから部品を載せ替えるので、載せ替え前にTCRで最後のサイクリング。いつもより多めに写真を撮った。
4年間よく走ってくれた。完成車状態から載せ替える部分を見つけるのが難しい良い自転車だった

TCRからOD2ステム以外、BB含めてすべての部品を流用できる。
せっかくの機会なのでハンドルとサドルをPrime Primavera X-Light ProとFizikのカーボンサドルに交換。

フレーム購入時は青いライナーがついているが電動変速ケーブル用なので取り外し、付属のキャップで穴をふさぐ。
ブレーキ及び機械変速ワイヤーについては、フレームの穴の間がすべてアウターワイヤーをガイドするライナーでつながっており、何も考えずにアウターワイヤーを突っ込めば反対側から出て来るのでとても組み立てやすい。
どうせフルアウターならライナーなくしたらもっと軽く作れるのでは、と思わなくもないが。

BB下からFDへつながる経路にも頑丈そうな管が。



載せ替え前の重量


載せ替え後。重さは大して変わらない。
交換したハンドルとサドルで200gくらい軽くなってるはずだが、フレームやアウターワイヤーの重量差で吸収されているのか。
そもそも計りも安物なので測るたびに重さが変わるしあまり信用できない。


真横からだと意外と落ち着いた印象。


斜め前から。車体に走るラインが際立つ。

テスト走行

ひとまず調整のために近所の平地TT区間の往復を含むサイクリングへ。

試乗の時とは違い走り慣れた路面なので普段の自転車で走っているときとの違いがはっきり分かる。
普段少し振動を感じるような場所でもほとんど振動を感じず、舗装したての道路を走っているかのようにスムーズに進む。
TT区間では路面が荒れておりタイヤがはねて踏みにくい区間がある。普段はダンシングで通過するが、試しにシッティングで突っ込んでみたところ振動は感じるもののいつもより楽に踏み続けることができる。

TT区間のログ。
乗り心地はよいがロスしている感じは少なく、何も考えずに踏めばどんどんスピードが上がっていく。楽しい。

アップダウンは全く走れていないので、週末にもう少し長く乗って様子を見てみる。

BOMA試乗会


面白そうなので行ってきた

会場

BOMAのショールーム
www.google.com
自走で行くと足が疲れて訳が分からなくなりそうだし、日曜開催で翌日に疲れを残したくないので車で行った。

到着したらコーヒーと北海道土産のホタテのおつまみ?をもらった。
休憩は帰路の運転前に取るつもりだったのでコーヒーはバッグに入れて試乗を開始した。帰り際に飲んだらぬるくなっていた。

試乗コースは特に制限はなし。
まっすぐ東に進み、江戸川沿いの車道を成田通りまで北上、折り返して堤防を登りサイクリングロードで流山橋まで南下、橋の手前で堤防を川側に降りて登るというコースを往復した。
車道は少し有れた路面での走行感、サイクリングロードはきれいな路面での走行感、二回の登りで速度が落ちた状態からと速度が多少乗った状態での登りをテストできる往復8kmほどのコース。南風が吹いていたので往復することで同じ路面を追い風と向かい風で走った。

試乗車は言えば大体全部出てきそうな感じだったが、リムブレーキのフレームは買う予定がないのでディスクブレーキのものだけ試乗した。

Sai Ⅱ

Sai2[サイ2]CT-SA2 | BOMA | PRODUCTS 製品情報 | FRAME SET フレームセット
写真を撮り忘れた。
ディスクブレーキ版に乗りたかったがリムブレーキ版しかなかったのでひとまずリムブレーキ版に試乗。
BB周りはがっしりしていてパワーをかけても力が逃げる感じはなく、登りは一番スムーズに走った気がする。
登りやレースでの反応性を重視するならこれが一番良さそう。
ディスクブレーキ版があれば試乗してみたいところだが。

allumer disc

ALLUMER-disc[アルマー・ディスク]CT-AD | BOMA | PRODUCTS 製品情報 | FRAME SET フレームセット

今回試乗したディスクブレーキ車体にはすべて同じホイールが取り付けられていたと思っていたが、これだけリムブレーキ用のTH-38Wのリムにディスクブレーキのハブがついてる?
製品のコンセプト通り今回乗った中では荒れた路面での快適性は最も良い。
反面踏んだ時の反応は最も悪かったが、TCR ADV PRO 2019からちょっと劣る程度なので極端に悪いわけではなく、ロングライドには十分対応できそうではある。
多分単純に短い試乗コースでガンガン踏んで反応を見るという見方とは相性が悪い。
直前にあった北海道の試乗会ではコースが荒れていたので一番評判が良かったとか。

RASOR Ⅱ

BOMA | PRODUCTS 製品情報 | FRAME SET フレームセット | RASOR[ラソア]CT-RA

Equalブレーキ+R8100 Di2で組まれている。試乗とは関係ないが変速が気に入らなかったのでDi2に対する物欲がゼロになった。
SENSAHで組まれた車体もあった。

試乗会に行く前に製品リストをwebで確認していたが、なぜか英語のページを見ていたので認識していなかった。
一昔前のエアロロードによくあったような近未来的なイメージのダウンチューブ形状やデザインに逆に懐かしさを感じるとともに目を惹かれ、最初は製品ではなく自転車店でよくある従業員の私物がおいてあるやつかと思った。
それもそのはずで、過去のリムブレーキモデルの復刻を希望されて製品化したものらしく、デザインも過去の同製品を踏襲している。
製品ページの4枚目の写真のように斜め前から見た時の黄色いラインがデザインのこだわりポイントらしい。色はこの一種だけだが個人的にはかなり好きな色。

サイズがMしかなかったのでサドル高さは合わせられたがハンドルが低く、最初はバランスがうまく取れなかった。帰ってくる頃には慣れた。

巡行も反応も申し分ない。
スプリントできる剛性を維持しつつもVIDE discに比べるとリアのしなりを重視することで路面追従性が高く、ペダリングが乱れても進むフレームとのこと。
その特性からトライアスリートに人気で、復刻の理由もリムブレーキ版の寿命が来てほかの車種に乗り換えたらタイムが落ちたから復刻してほしいと希望されたかららしい。
リムブレーキ版は過去にオリンピックでブラジル女子代表トライアスロン選手が使用していたとのこと。
ブラジルでもBOMA売っているの?と聞いたところ、横浜トライアスロンでブース展示していた際にほしいといわれて販売したものだとか。

VIDE disc

VIDE-disc[ヴァイドディスク]CT-RTD | BOMA | PRODUCTS 製品情報 | FRAME SET フレームセット

こちらもEQUALブレーキ。こちらもMサイズしかなかったのでややハンドル低め。
巡行も反応もRASOR Ⅱをわずかに上回る。リムブレーキ版のREACTO TEAM-Eよりも上な感じがする。
その分RASOR Ⅱに比べて奇麗なペダリングを要求するらしい。

JISのBBは製品開発時にサポートしていたプロチームの要望によるものらしい。
圧入BBのほうが軽くできるらしいが、最新のフレームにBSAを採用しているものが増えているのを見ると先見の明があったのだろうか?
カラーバリエーションが豊富で奇麗。オーダーされてから対応するらしく、ダウンチューブのロゴをVIDEではなくBOMAに変えたりも対応できるらしい。
黒と他カラーのグラデーションだが、発色をよくするために例えばオレンジなら全体をオレンジで塗ってからその上から黒を塗るらしい。
重量を重視するならブラックもある。

感想

試乗後にショールームを眺めながらいろいろ話を聞くことができて楽しかった。
4台乗ったうちではRASOR ⅡとVIDE discが気になる。
乗ってて一番楽しかったのはVIDE discだが、RASOR Ⅱも十分楽しかった。
RASOR Ⅱは雑なペダリングでも進んでくれるらしいので、ロングライドで疲れてきたときのことも考えるとこっちのほうが合っているかもしれない。

SENSAH EMPIRE PRO 12sを試す

旬が過ぎて誰も話題にしなくなり今更感もあるが、SENSAH EMPIRE PRO 12sを買った。
結論から書くとホイールによってはRDがスポークに干渉するという致命的な問題が起きるので万人にはお勧めできない。
もし買おうと思っていて知り合いにすでにEMPIRE PRO 12sを運用している人がいるなら、買う前に手持ちのホイールをもっていって干渉がないか試させてもらったほうがいい。
ホイールとの干渉さえなければ変速自体は普段シマノ11s使っている人間でも不快感を感じないぐらいにはしっかり決まる。
シフト操作は多少慣れが必要そう。
消耗品についてはシマノ12sのチェーンを使えそう。スプロケットも使えそうだがまだ実走では試していない。

動機

Sora 3500組みの街乗りロードの変速がどう調整してもきれいに動作しない。
フロントはフロントシングルにすることで解決したがリアも変更したくなった。
何に変更しようかと思ったところで、前から気になっていたEMPIRE PRO 12sを試してみることにした。

どこで何を買う?

AliexpressでもAmazonでもいろんなセットが売ってるが、シフトレバー、RD、スプロケットだけほしい。
チェーンはちぎれると怖いのでシマノ製を使いたい。
今回はフロントシングルで運用するし、フロント変速ありで組むとしても先に手持ちのシマノのFDとクランクを試したいのでFDはいらない。

FDがいらないならSRX Pro 12sのほうが安く買えるが、RDが100g以上重くなる。
EMPIRE PRO 12sのRDはスプロケットの歯数が34tまでの対応なので、それ以上の大きさのスプロケットが使いたければSRXを選ぶとよさそう。

https://ja.aliexpress.com/item/1005005535377826.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.17.21ef585a0D4UoA&gatewayAdapt=glo2jpn
不良時の返品などの面倒を考えるとamazonで買うほうが楽だが、Amazonでは余計なものがたくさんついたセットしか見つけられなかったのでAliexpressで買った。
STIはアルミ製とカーボン製のものがあるのでカーボン製のものを選んだ。
うまく探し出せなかったのでFDも付属したセットを買ってしまったが、あとで探したらシフトレバーとRDを別々に変えたのでそっちでよかったかもしれない。

https://ja.aliexpress.com/item/10000013551687.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.11.21ef585a0D4UoA&gatewayAdapt=glo2jpn
スプロケットは別で購入。SUNSHINEというメーカーのスプロケットがセットで売られていることが多いようなのでそれを買った。
オプションがたくさんあるが12 Speed 11T-34Tを選ぶ。
軽量版もあったが、シマノスプロケットも試してそちらで問題なく動くようであればシマノスプロケットに移行するつもりなので、安くて重いほうを買った。

検品

届いたら即検品。



重量を測る。軽い。
製品ページにはSTI 442g RD 196gとあるので重量ではR8000とR9100の中間。
スプロケットは測り忘れた。
セットで付属したシフトワイヤを引っこ抜いてしまったが、このシフトレバーはシフトワイヤを差し込むのが難しいのでできれば外さないほうがいい。
古くなって少しでも先端がほつれたシフトワイヤを差し込むのはおそらく不可能。
古いシフトワイヤの先端をちょっとカットしてきれいにし、ペンチを使って押し込んだらなんとか差し込めた。

フロント変速のワイヤはそんなに細かくチェックしなくていいはずなので左レバーは紐が引けてることの確認だけ。
RD動作の精度は気になるのでちゃんと右レバーとRDを車体に組み付けて変速調整を行う。
トップとローを無視して調整するとトップとロー以外は問題なく変速が決まる。
この状態だとトップは異音が鳴る。トップが鳴らないようにワイヤを調整するとほかの変速が決まらなくなる。
見た感じトップ以外で変速が決まるように調整するとプーリーがトップより外側に寄りすぎているようなので、トップ側ボルトを調整してプーリーを内側に寄せるとトップで異音が鳴らなくなった。
問題はロー側で、最初に書いたようにホイールによってはRDのゲージとスポークが干渉する。
スポークとRDのゲージを可能な限り話すためには、変速が問題なく決まる範囲で可能な限りプーリーを外側に寄せ、ロー側調整ボルトを使ってローの動きを制限し、Bテンションボルトをめいっぱい締めてゲージをスプロケットから離すとよい。
これを行うことでNovatec Sprintは干渉を回避できた。
待乗りロードではもともとREACTO 4000 2020の付属ホイールを使用しており、こちらも干渉はぎりぎり回避できたが間隔がどうみてもNovatec Sprintの場合より狭く、軽く指でRDを押しただけでスポークと干渉した。荷重をかけてない状態でこれだが、インプレを検索すると荷重でホイールが変形するとスポークが干渉するという話も出てきたのでこのホイールを使うのはあきらめた。

スポークとの干渉は12sのスプロケットのロー側が11sのスプロケットよりもスポークに近いために発生する。
シマノ12sのスプロケットなら干渉を回避できるのではと思い試してみたがスポークの当たり方は変わらなかった。シマノ12sだとRDのゲージ寸法が違って干渉を回避できたりするのだろうか?持っていないからわからないが。
シマノスプロケットでも変速は同じように決まるので互換性はありそう。





まだ右レバーしか付けてないがこの後左レバーも付けた。
スポークとRDの隙間は1~2mmくらい?
ちなみにフロントはamazonで買えるナローワイドチェーンリング42tを使っている。

使用感

置いた状態で変速が問題なく決まるようになったらSUNSHINEのスプロケットを付けた状態で60kmほど走ってきた。
ホイール変形時の影響を見るさせるためにそこそこパワーをかけてみたりもしたが、スポークとRDの干渉は見られなかった。

リア変速はシマノ11s使ってるのとそんなに変わらない感触で決まる、多少変速のショックが大きいかもしれないが無視できる範囲だし、スプロケットシマノ製にすると改善するかもしれない。
シフト操作は、シフトアップSRAMのダブルタップレバーと同じく楽しいが慣れが必要な点が多い。
SRAMの場合はブレーキレバーとシフトレバーが独立しているが、SENSAHは独立していないのでブレーキレバー握ったまま不用意に力を入れるとシフトアップしてしまう。
シフトダウンは慣れが必要で、押し込みが足りないとシフトアップしてしまうし、押し込みすぎると不意に二段落ちてバランスを崩す。ダンシング中にシフトダウンしようとしたら二段落ちて転倒しかけた。
ローに入った状態でシフトダウンしようとすると必ずシフトアップしてしまう。SRAMはこの操作を筋力でキャンセルできるが、SENSAHはできない。
レバーとブラケットの隙間部分に親指を置いた状態でシフト操作を行うと指が挟まってとても痛いので気を付ける必要がある。

シマノスプロケットとの相性は置いた状態でしか見ていないのでまたそのうち実走で試す。

今年の買い物まとめ

年末なので今年の†罪†を振り返ろう。

  • Elite Direto XR スマートトレーナー 10万
  • Playseat Challenge + Logicool g29 + シフター + シフター固定用3Dプリントパーツ 5万
  • Acer ゲーミングモニター ディスプレイ XV431CPwmiiphx 43.8型ワイド 10万
  • デスクトップPC Raytrek XF 23万
  • Speedplay Comp 2万
  • TNI 7005MK3 3万
  • 昇降デスク 5万
  • TR9 2万
  • ゲーミングノートパソコン Victus by HP 16-d0000 10万
  • RoboVac X8 4万
  • REACTO 8000-E フレームセット20万
  • DuraAce R9001 STI, R9100 FD/RD, 9000 BB下ブレーキ 10万
  • EQUALブレーキ 3万
  • まとめ
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Maker Pi RP2040のモーター用電源をUSBから取りたくない

久々に秋葉原に寄った際にM5Stackと、RP2040の使用されたMaker Pi RP2040というボードを買った。
Maker Pi RP2040はモータードライバや1cell LiPo用の回路がついていて簡単なロボットを動かすのにすぐ使えそうと思っていた。

www.cytron.io
ボードの使い方をいろいろ調べていたが、電源が3つ(USB/LiPo/VIN)ありどれをどうつないでよいのかよくわからない。


上記webサイト内資料から持ってきた電源の回路図。
上半分が3つの電源を選択する部分で、3つのうち電圧の高い電源がダイオードORで自動で選択されるようになっている。
またVBUS以外は逆流防止にFETを使用しているのでFETをONにできれば順方向電圧が小さくなる。ただし二つ以上の電源が供給された場合は二つの電源の電圧差によってはFETがONにならない場合がありそう。

問題は、LiPo(VBAT)とUSB電源(VBUS)を同時につなぐとVBUSからすべての電源が供給される。モーター回すと多分PCのUSBポートの電源供給が止まる。
ファーム書き換えなどはSWDでも行えそうだがPythonコンソールの操作はUSBで行う必要があるので絶対にUSBをつながないという選択肢は難しく、USB接続中に何かの拍子にこれが発生して嫌な挙動をする可能性がある。ボード上にUSBからの給電を遮断する機能はない。

解決策としては以下のようにいくつか検討したが最後のが一番良さそうなのでこれで運用することに。
最後の方法をとってもモーターを回すとノイズのためか仮想シリアルが不安定になる。ターミナルSW側を接続しなおすと直る。

・VINに5V以上を供給する
電圧上限は6Vらしいので供給電圧範囲が5~6Vとやや狭い。
Q4のFETをONにしようとするともっと厳しくなる。

VMに直接5V以上を供給する
電源供給範囲は相変わらず狭いが、VBUSとの電位差が小さくてもQ4をONできるかどうかを気にしなくてよくなる。
電源スイッチで電源をOFFにできなくなる問題と、VMにつないだ電源供給回路に逆接保護がない場合はそちらが何かの理由で電圧低下した際にVBUSから電源が流れ込んで破壊する問題がある。

・D3を外してVBUSを切断する
この方法を取ろうかと思ったが、実はVBUSからVBATに充電回路経由で出力されているためあまりこれもよくなさそう。Q1/Q4がONにできなくなる可能性も残る

・供給側でVBUSを遮断する
VBUSを切断したケーブルを用意するか、USBコネクタの足上げorパターンカットをする必要がある。
手持ちの電源供給スイッチ付きのUSBハブが本当に電源供給のみを遮断するタイプで、スイッチを切っても通信は問題なくできたので工作なくこれができた。
回路的にUSBハブへの電源逆流の心配もなさそう。

GoPro Maxを使う(3)撮影中の充電への対応

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続き

アクションカムの撮影時間は一般的に2時間程度と自転車で使うには貧弱で、ましてGoPro Maxのバッテリは1時間ちょっとしか持たない。
そのためモバイルバッテリの接続が必須だと思っている。

だがいざ届いて開封したGoProの充電ポートは防水のための堅牢な蓋の下に隠れていた。下調べ不足。

防水がそこまでいらなければ蓋は外すこともでき、そうすれば充電しながらの撮影も可能。
だが、バッテリを固定するのは貧弱なばねだけになるので振動でバッテリが発射される可能性が高い。
昔はGM-2という名前の充電ポートに穴の開いた蓋が売っていたらしいが、今は売っていない。
レビューを見ると脱落したとか書いてあるので弱すぎて売るのをやめたのだろう。


バッテリが発射されさえしなければいいので3Dプリンタで簡単な抑えを作り、余ってるサイコン固定用のシリコンバンドで固定するようにした。

充電ケーブルは接触による故障を防ぐためにマグネット式のケーブルを使用している。


HDR-AS300で嫌というほど充電ケーブルの接触不良を経験した末にたどり着いたケーブル。通信もできる。

当たり外れがあるかはわからないが、私の買ったものは半年強使用して今のところ接触不良など起きていない。
首振りタイプと固定タイプが2本ずつセットで入っているが、首振りタイプは首が弱そうなのでGoProでは固定タイプを使用している。
HDR-AS300では配置の都合上コネクタ部をL字にしたかったため首の角度を固定して首振りタイプを使っていた。

充電中にケーブルが光るのも便利。
今のところ接触不良は起きていないが、接触不良で充電が止まったりしてないことを確認できて安心。
モバイルバッテリが空になったこともケーブルを見ればわかる。

自転車で使う際は不意に外れて車輪に巻き込んだりしないように配置に気を使う必要がある。