susutex’s blog

自転車、電子工作、プログラミングとかについて書くかもしれないブログ

初カーボンフレーム補修作業

前回カーボン巻きつける練習をしたので、いよいよ本番のフレーム補修に入る。

 

super six evo high mod カーボン補修 その1

問題のクラック部分の状況としてはこのブログにあるフレームのトップチューブ部分が近いだろうか。

 

super six evo high mod カーボン補修その2

次の回のブログで原因をハンドルを打ち付けたのではないかと推測している。そうであれば状況は同じ。

 

super six evo high mod カーボン補修 その3

真っ二つになったわけでなく一部にクラックが入ったのであれば、このように貼り付けるのが良いようだ。貼り付けた後にビニールテープで圧迫。その際、カーボンを張り付けない周囲はテープなどで保護しておかないと樹脂がはみ出して見た目が若干悪くなるらしい。


まずはクラック部分を削ってカーボンを露出させる。写真は撮り忘れた。クラックは表面の樹脂のみで、カーボンには一見問題がないように見える。しかし表面の樹脂が割れるほどに変形したのだから内部の積層はまったくの無事というわけでもあるまい。補強する意味はあるはずだ。

断じて勢いでカーボンシートを買ったことと、ここまで樹脂を削ったことが全くの無意味だったと思いたくないわけではない。

とりあえず削った部分に5層積層することにした。

 

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修理前の問題のクラック部分。シフトワイヤーを通す穴があるので、ここはテープで保護して接着剤が入らないようにする必要がある。

 

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カーボンを撒いてテープで圧縮。

 

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一日後。実は先ほどの画像でテープを上からかぶせる前に左右の端を先にテープで巻いて固定したが、後になって冷静に考えるとそれでは真ん中部分が余ってしまう。そのためか、それとも接着剤が多すぎたためか、真ん中部分が少し盛り上がって失敗している…

まあクラック部分は盛り上がりもなくカバーできているはずなので大丈夫だろう。多分。どうしても気になるようだったらもう一度削って張り直すしかない。

 

カーボン補修の練習

susutex.hatenablog.com

で調べた情報をもとにカーボン修理の材料を調達した。いきなりカーボンフレームで試すのは怖いのでカーボンを巻く練習をすることにした。

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カーボンシートはNEWS COMPANY、接着剤とビニールテープはCanDoで調達。

A4は小さすぎるなあと思い次に大きい1m x 0.5mを頼んだがでかすぎるので大量に余りそう。

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カーボンシートの隅はほつれないように処理が行われている。

作業は手袋とマスクを用意して繊維を吸い込んだり手に刺さったりしないようにした。今回はあまり繊維がほつれなかったが、後で調べたところほつれた繊維が周囲に残ると危険なようなので散らばらないように作業する必要がある。後で作業をした場所の周辺は念入りにテープで掃除したので大丈夫だろうが、次から気を付けよう。

 

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繊維がほつれないようにマスキングテープで必要な範囲を囲んでカットすることにした。

 

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 カット完了。

 

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適当なものがなかったので六角レンチにビニールシートを撒いてその上にカーボンを巻くことにする。

 

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二液の接着剤を等量出し、ヘラで混ぜる。

 

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ヘラで混ぜた接着剤をヘラでカーボンシートの上に移して薄く広げる。先ほどの量では足りなかったので、もう一度同じぐらいの量を出したら全体に塗ることができた。この状態になればマスキングテープをはがしても繊維が散らばることはない。

 

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カーボンシートを巻きつけ、その上からビニールテープを巻き圧力をかける。

 

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三時間後の姿。凹凸はあるが接着剤が固まりカーボンの層ができている。成功のようだ。

中央付近は問題がないが、端の部分は接着剤の量が足りなかったのか少しほつれて繊維が出ている。もう少し接着剤の量を増やすか、上から接着剤を足して固めたほうが良さそう。

この状態から引っ張れば六角レンチが引っこ抜けるかと思っていたが全然引っこ抜けない。困った。ひとまずビニールテープをもう一度上から巻いて封印しておき、ビニールテープからのはがし方を思いついたらはがすとしよう。

トレーニングログ20170410

この週はあまり平日昼の筋トレができなかったが、ローラー台を常設したので速めに帰れば毎日ローラーを回せる。

休みの日はだらけがちだが、それでも一日一回自転車にまたがりさえすれば30分ぐらいはローラーを回す集中力はある。普段のローラー練習は30分で終わらせるために20分間走x1もしくは1分インターバルx5のどちらかだが、バリエーションを増やせないかと思いいろいろ試した。

 

4/2 ローラー台120rpm300Wインターバル1分x6。回数を数え間違えた。

4/3, 4/4 お休み

4/5 フロントランジ左右、腕立て伏せ、カーフレイズ左右

4/6 お休み

4/7 ローラー台120rpm300Wインターバル2分x5

4/8 ローラー台120rpm300Wインターバル3分x1, 2分x3。3分で回そうとしたものの途中で集中力が切れて120rpmを維持できなくなったので2分に戻し、それでも4本目で集中力が切れたのでやめた。

4/9 ローラー台120rpm200W20分間走。高回転を維持するには集中力を要するので集中力を維持するのが難しい割には体に負担がかからない。筋トレで出力が出ないときにやるのが良さそう。

4/10 フロントランジ左右、ローラー台120rpm300Wインターバル1分x5

 

ミノウラグラビティスタンド2購入と3台の自転車を固定することを考える

部屋の片づけに伴い、自転車用スタンドの購入を考えた。

自転車スタンドには自転車の置き方と支柱の立て方でそれぞれ

  • 縦置き、横置き
  • 突っ張り棒による固定、足のみによる自立、壁に立てかけることによる自立

などのバリエーションがある。

自転車は二台置けるものを選びたい。また部屋のど真ん中にバイクタワーを置くわけにはいかず、壁際に置いてあまり壁から出っ張らないようにしたいので横置きのタイプを選びたい。

足のみで自立するタイプは倒れるのが怖いのでまずは突っ張り棒タイプの購入を考える。 

上下の固定部分のサイズがちょっと頼りない。今住んでいる家の天井はおそらく木に壁紙を貼ってあるだけ、あまり頑丈ではなく押せばへこむのが分かるぐらいなので、この方式で十分固定できるか不安がある。

 

足のみで自立するタイプ。これを壁に寄せて何らかの形で壁に固定するほうが安心できそう。 

 

廉価版として壁に立てかけて使用するタイプがある。上記二つには別売りでホイールや工具入れなどのアタッチメントがあるが、これ用にはない。最初から壁に固定するつもりで、別売りのアタッチメントが必要ないのであればこちらでもよさそう。

で、結局壁に立てかけるタイプのグラビティスタンド2を購入した。

 

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設置後の様子。壁と接する棒はそれなりに長さがあるのでカーテンレールや梁があっても問題ない。かなり傾けない限り倒れてくる心配はないが、念のためバンドを使ってカーテンレールと結び付けておくつもり。

が、この壁と接する棒の長さゆえに、壁からのスペースの占有料を考えると、何もない場所に自転車二台重ねて壁に立てかけておくのと同じぐらいのスペースを占有することになる。ホイールを外した状態のフレームのみをぶら下げて置けるのは利点だが。この長さを調整できるとより便利だと思う。

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壁との隙間のスペースにも物を置くことでスペースを有効に活用することができる。

 

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メーカーの想定しない使い方で何か起きても自己責任だが、アームの根元部分に自転車を掛けることもできなくはない。

 

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この状態で本来のアーム部分に前後逆で自転車をぶら下げることもできる。耐荷重はアーム一つあたり25kgなので問題はないはず。

 

アーム根元部分に置いた自転車は一点で支持されている状態なのでこのままでは自転車が回ってしまう可能性があり、また支持部分にクッションなどもないのでフレームに傷がついてしまう恐れもあるが、そのあたりはDIYで解決できる。

上側をあまり重くするのは怖いので、下側だけ改造して3台固定できるようにしてみよう。

トライアスロンのエントリーを考える

ぼーっとしていたがトライアスロンの時期が始まろうとしている。そろそろ参加する大会を決めないと去年のようになにも参加できなくなってしまう。

triathlon-lumina.com

ひとまずここでレースを探していたが、重要なのは開催日、距離、開催地、参加費、エントリー期間なのに一目でわからない。

5/21, 6/11はヒルクライムがあるので、それ以外の期間に東京近郊でのオリンピックディスタンス以上の距離の大会をピックアップした表を作った。

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距離は一番長いもののみを記載し、参加費はJTU登録男子のものとしている。

この表を参考に月一回ぐらいでレースを入れ、それに向けてトレーニングするようにしたい。

 

メモ:

  • 町田市トライアスロン:町田市トライアスロン練習大会と銘打っていることもあり「バイクは一般の生活道路を使用。競技指向を極力押さえて、サイクリングを楽しむくらいの気持ちで走る。」とある。でも都心からかなり近くで参加できるのは魅力。
  • 彩湖道満トライアスロンATCカップ:スイムのタイム制限が35分と厳しいので泳ぐのが遅い私にはかなり難しい。

エアロロードのトライアスロンバイク化を考える

フレームを新しく買ったので、残ったエアロロードのフレームでトライアスロン用バイクを組むことを考えている。昨年二回ほどエアロロードにエアロバーをつけてトライアスロンに参加したものの、やはりバーエンドシフターがないと変速の度にエアロバーから手を離すことになりとても走りにくい。

 

エアロバーはもう持っているので、新しく買い足すのはブルホーンハンドル、ブレーキ、バーエンドシフターとディレイラー

ハンドルとブレーキはともかく、バーエンドシフターとディレイラーはどうするか。エアロロードに乗っている旧SRAM Forceを流用しつつ、トライアスロンとロードの変速段数はレース用ホイールのスプロケットを交換せずに共用できるよう変速段数は統一したい。

 

リア10sを継続する場合、

(1)トライアスロン: 新規10sディレイラー+シフター、ロード: 旧Force一式

という選択がある。

トライアスロンバイクに軽さはそれほど重要でないと考えるとグレードの低いコンポを選ぶことができ、スプロケットを買い足す必要もないので初期投資が安く済む。

探した限り10sのバーエンドシフターは旧7900のSL-BS79しかない。これはSORA 3500やClaris 2400のRDと組み合わせて使えるらしい。FDはトリム調整の必要/不要があるため互換性がないらしいが、どうせトライアスロンでフロント変速なんてほぼしないだろうから大きな問題にはならないだろう。問題があるとしてもFD-7900は1万ぐらいで買える。

 

リア11s化する場合、旧Forceはシフターのみを交換すればリア11sにできるらしい。ので、以下二つの選択肢が考えられる。

(2)トライアスロン: 旧Forceディレイラー+SRAM 11sバーエンドシフター、ロード: 11sコンポ一式

SRAM 11sバーエンドシフターはPlanetXで扱っている。そんなに高くない。
ロード用コンポーネントは一式新たに買うことになる。ヒルクライムにも使う用に軽いのがほしいとなるとそこそこ値が張りそう。

 

(3)トライアスロン: 11sコンポ一式、ロード: 旧Forceディレイラー+SRAM 11sダブルタップレバー

トライアスロンバイクの11sコンポはグレードの低いものを選ぶとしても、問題はSRAMの11sダブルタップレバーを扱っているところが少ないことで、少し高くつきそう。

 

  • (1)がスプロケットも今のものが流用できるので初期投資は一番安い。ただし故障の可能性がトライアスロンバイクに比べて高いロードのコンポがSRAMなので部品の調達を考えるとランニングコストが高くつくかもしれない。
  • (2)は初期投資は一番高くつくが、ロードのコンポをシマノにすればランニングコストを抑えられるかもしれない。
  • (3)は初期投資が中間、(1)と同じでロードのコンポが壊れた際の出費は高くつく。

変速段数は10sで満足しているので11sにはあまり魅力を感じない。将来のことを考えると10sのコンポは無くなっていくので11sに移行したほうがいいのは確かだが…

 

結局、(1)を選ぶ方向で進めることにした。まずはSL-BS79を調達してでSORAのついたロードを正しく変速できるか試してみよう。

PlanetXでフレームを買った

susutex.hatenablog.com

に引き続きフレームの購入を検討していた。

さて、最初検討していたのはPlanetX RT-80。VINER MITUSとジオメトリが同じなので同じFM-066をペイントしたフレームだろうと思っていた。しかし、

susutex.hatenablog.com

にも追記したとおり、FM-066にはnormalとSL(super light)があるらしく、素材の違いで重さが違う。

Shenzhen Hongfu Sports Equipment Co., Ltd.

RT-80はnormal、VINER MITUSはSLと思われる。normalのRT-80を買うぐらいならもっと安くて同じぐらいの重さのフレームを知っている。カラーリングは魅力的だが…

 

VINER MITUSは悪くないが、価格がRT-80から200ポンド弱上がってしまう。

 

過去にPlanetX RT-90というロードバイクも販売していたようで、こちらは重量的におそらくVINER MITUSと同じFM-066SLを塗装したフレームと考えられる。

Planet X RT-90 Carbon Road Frameset | Planet X

今はフレームセットのみ買え、VINER MITUSより安い。しかしMサイズのTeam Zappiカラーしか在庫していない。黄色いカラーリングはすごく魅力的だが、サイズが合わない。サイズが合うなら買いだったが、おしい。

 

VINER MITUSからもう100ポンドほど積んでVINER MAXIMAを買ってしまうというのも考えた。

Viner Maxima RS 4.0 Carbon Road Frameset | Planet X

さらに100gほど軽くなる。ただしBBがPF30。所持しているパワーメーターの都合上シマノクランクをつけるので、コンバーターが必要になる。

PF30 to BSA Adapter(SRAM) - Cycle Base NANASHI:2chレビューまとめ

適当に探して出てきた情報によれば、50gぐらい重量が増えることになるだろうか。

 

まとめると

  • RT-80(£312.50): Weight: 990gr frame, 390gr fork
  • VINER MITUS(£499.99): Frame weight: sub 900g, fork weight: sub 360g
  • VINER MAXIMA(£624.99): exceptional frame and fork weight of only 1187g. + PF30 to BSA converter 50g?

こう見比べるとVINER MITUSが一番いい気がする。結局VINER MITUSを買うことにした。

 

フレームのほかにもいろいろ買った。フレームも安いけどその他にもシートポスト、サドル、ハンドル、ライトなどもかなり安い。本物だろうかと疑いたくなるほどに安い。送料は変わらないのでので結構いろいろ投げ込んだ。

オーダーしたその日のうちに「Your item has been shipped」というメールがきたので出荷はされたようだ。しかし

「The tracking number for your order is . Use this number to track your delivery」

と書いていある。Tracking numberが空白。

Delivery Information | Help | Planet X

のヘルプを読む限り、Tracking numberがなかったら連絡しろと書いてあるように見えるので連絡しなくてはならない。

いずれにせよ出荷はされたはず。到着が楽しみ。

 

20170407追記

Tracking numberは後日ちゃんと送られてきた。