カーボンフォークのコラムカット
に続いてコラムのカット。
カーボンコラムはなかなか固いので歯が入りにくく、垂直にカットするのはとても難しい。そのため通常このようなソーガイドを使う。
でも歯がずれないように溝が入ってるだけだと思うと自作したり他の方法で代用できそうじゃない?
ということでこうなった。ステムと傷がついてもいいコラムスペーサーで簡易ソーガイド。写真は布団の上だが、切り子が出るので実際は下に切り子を回収するための袋を置いて屋外で作業を行う。
実際にやってみると、ステムではあまりのこぎりをガイドできる範囲が広くないので結構のこぎりがグネグネするため少しやりにくいが、目的の場所に刃を入れるという目的は果たせる。格闘すること数分、表面に綺麗に溝を掘ることができた。コラムスペーサーはボロボロになったが気にしない。このまま削り続ければ問題なくカットできそうだが、それなりに厚みがあるので時間がかかりそう。手が疲れる。
こんなときにプロクソンの丸鋸が便利なんですよ。
豆腐のように切れた。最初からこうすればよかった。まあ溝掘ったことで丸鋸が綺麗に入ってくれたおかげですんなりカットできたと思うことにしよう。
切断面には瞬間接着剤を塗ったほうがいいらしい。綺麗に切れたのでいらないと思うが一応接着剤を塗り、乾いたらプレッシャーアンカーを入れる。ヘッドパーツのベアリングを入れてフレームに固定したところで、以前のフレームと条件を同じにしてフレーム、フォーク、シートポストの合計重量を測定してみる。
以前のフレーム。
新フレーム。
その差480g。新フレームにまだBBがついてないことを考えても400gほどは軽量化される。シートポストをカットすればもうちょっとだけ軽くなるはず。少しは速く登れるようになるだろうか。
まだBBとケーブル類が届いていないので組み立てられない。届いたらさっさと組み立ててしまおう。
カーボンフォークへのクラウンレース圧入
の続き。
先日ようやく届いた新しいカーボンフレームだが、まずはカーボンフォークにクラウンレースを圧入しなくてはならない。
圧入工具。このフレームには1.5inch用が合うはず。構造的にはパイプを上から入れてぶっ叩くだけなのでWebを調べると塩ビパイプで代用している人が多い。
上からぶっ叩くのは自分で行うには精神衛生上悪いのでここにある「下玉押し圧入工具」のようなものがあればいいが、調べても見つからない。
とりあえず塩ビパイプを使う方法を試してみることにした。
買ってきた。VU管、呼び径40、内径約44mm。長さ2mで400円弱。内径はクラウンレースのテーパー部外径にほぼぴったり。
この値段なら上手くいかなくて無駄になってもダメージは少ない。長すぎるので40mmにカットして使う。
フォークに走行時と異なる力が働かないようにホイールを取り付けた状態で、クラウンレースと塩ビパイプをコラムに通し、塩ビパイプをプラスチックハンマーで上から軽くたたく。入らない。思いっきりぶっ叩くとちょっとだけ入ったけど振動がフォークを伝わって音が響き渡る。怖い。さらに当然だがテーパーステムだと管の内径とコラム上側の外形が全然違うのでまっすぐ入ってくれない。ねじれた方向を修正するように叩いてみるもののあまりうまくいかない。
だめだ。この方法は精神衛生上よくない。他の方法を考えるか、それとも自転車屋に持って行くか…
結局こうやった。手持ちのステムとコラムスペーサーを総動員してコラムの一番上まで積み上げ、トップキャップをねじ込む力でクラウンレースを圧入する。
圧入中はあまりトルクをかけずともすんなり入ってくれた。もともとトップキャップの規定のトルクまでならば破壊することはないはずなので大丈夫だろう。今思うとフレームのヘッドチューブの代わりにせっかく買ってきた塩ビパイプを入れるほうがもっと安全だった気がする。
無事圧入完了。今回は金具の位置を確認しながら慎重に圧入したが、圧入完了に気づかず締め続けて規定以上のトルクがかかるとフレームが割れたりする可能性もあるので、この方法は真似せずに自転車屋さんに持って行くか専用工具を使うかしたほうがいい。真似する場合は自己責任で。
次はコラムのカット。もうちょっとで乗れる。
PlanetXの荷物が届いた
で注文したフレームとそのほかいろいろが届いた。
注文発送時にPlanetXから送られてきたメールは追跡番号が空白だったが、次の日の朝に携帯のSMSで配送情報へのリンクがDHLから直接送られてきた。
DHL届くの早すぎ。最初4/6集荷で4/11日着とか書いてあって「無理でしょ」って思っていたら集荷から3日後にはもう日本について通関完了してた。10日朝に「今日の夜着で配送するからね!」って連絡来たけどその前に頼んでいた12日夕方着が優先されたらしく届かなかった。
DHLの配送日指定、休日を指定して配送できないのはまだいいが、なぜか4/11の夕方だけが指定できなかったり、配達業者へ荷物引き渡した後はその追跡番号教えてくれないので一切追跡も何もできなくなったりと謎。
お待ちかねのニューフレーム。よくある完成車入れるサイズの箱で届いた。緑色の塗装が鮮やか。
続きを読む初カーボンフレーム補修作業
前回カーボン巻きつける練習をしたので、いよいよ本番のフレーム補修に入る。
super six evo high mod カーボン補修 その1
問題のクラック部分の状況としてはこのブログにあるフレームのトップチューブ部分が近いだろうか。
super six evo high mod カーボン補修その2
次の回のブログで原因をハンドルを打ち付けたのではないかと推測している。そうであれば状況は同じ。
super six evo high mod カーボン補修 その3
真っ二つになったわけでなく一部にクラックが入ったのであれば、このように貼り付けるのが良いようだ。貼り付けた後にビニールテープで圧迫。その際、カーボンを張り付けない周囲はテープなどで保護しておかないと樹脂がはみ出して見た目が若干悪くなるらしい。
まずはクラック部分を削ってカーボンを露出させる。写真は撮り忘れた。クラックは表面の樹脂のみで、カーボンには一見問題がないように見える。しかし表面の樹脂が割れるほどに変形したのだから内部の積層はまったくの無事というわけでもあるまい。補強する意味はあるはずだ。
断じて勢いでカーボンシートを買ったことと、ここまで樹脂を削ったことが全くの無意味だったと思いたくないわけではない。
とりあえず削った部分に5層積層することにした。
修理前の問題のクラック部分。シフトワイヤーを通す穴があるので、ここはテープで保護して接着剤が入らないようにする必要がある。
カーボンを撒いてテープで圧縮。
一日後。実は先ほどの画像でテープを上からかぶせる前に左右の端を先にテープで巻いて固定したが、後になって冷静に考えるとそれでは真ん中部分が余ってしまう。そのためか、それとも接着剤が多すぎたためか、真ん中部分が少し盛り上がって失敗している…
まあクラック部分は盛り上がりもなくカバーできているはずなので大丈夫だろう。多分。どうしても気になるようだったらもう一度削って張り直すしかない。
カーボン補修の練習
で調べた情報をもとにカーボン修理の材料を調達した。いきなりカーボンフレームで試すのは怖いのでカーボンを巻く練習をすることにした。
カーボンシートはNEWS COMPANY、接着剤とビニールテープはCanDoで調達。
A4は小さすぎるなあと思い次に大きい1m x 0.5mを頼んだがでかすぎるので大量に余りそう。
カーボンシートの隅はほつれないように処理が行われている。
作業は手袋とマスクを用意して繊維を吸い込んだり手に刺さったりしないようにした。今回はあまり繊維がほつれなかったが、後で調べたところほつれた繊維が周囲に残ると危険なようなので散らばらないように作業する必要がある。後で作業をした場所の周辺は念入りにテープで掃除したので大丈夫だろうが、次から気を付けよう。
繊維がほつれないようにマスキングテープで必要な範囲を囲んでカットすることにした。
カット完了。
適当なものがなかったので六角レンチにビニールシートを撒いてその上にカーボンを巻くことにする。
二液の接着剤を等量出し、ヘラで混ぜる。
ヘラで混ぜた接着剤をヘラでカーボンシートの上に移して薄く広げる。先ほどの量では足りなかったので、もう一度同じぐらいの量を出したら全体に塗ることができた。この状態になればマスキングテープをはがしても繊維が散らばることはない。
カーボンシートを巻きつけ、その上からビニールテープを巻き圧力をかける。
三時間後の姿。凹凸はあるが接着剤が固まりカーボンの層ができている。成功のようだ。
中央付近は問題がないが、端の部分は接着剤の量が足りなかったのか少しほつれて繊維が出ている。もう少し接着剤の量を増やすか、上から接着剤を足して固めたほうが良さそう。
この状態から引っ張れば六角レンチが引っこ抜けるかと思っていたが全然引っこ抜けない。困った。ひとまずビニールテープをもう一度上から巻いて封印しておき、ビニールテープからのはがし方を思いついたらはがすとしよう。
トレーニングログ20170410
この週はあまり平日昼の筋トレができなかったが、ローラー台を常設したので速めに帰れば毎日ローラーを回せる。
休みの日はだらけがちだが、それでも一日一回自転車にまたがりさえすれば30分ぐらいはローラーを回す集中力はある。普段のローラー練習は30分で終わらせるために20分間走x1もしくは1分インターバルx5のどちらかだが、バリエーションを増やせないかと思いいろいろ試した。
4/2 ローラー台120rpm300Wインターバル1分x6。回数を数え間違えた。
4/3, 4/4 お休み
4/5 フロントランジ左右、腕立て伏せ、カーフレイズ左右
4/6 お休み
4/7 ローラー台120rpm300Wインターバル2分x5
4/8 ローラー台120rpm300Wインターバル3分x1, 2分x3。3分で回そうとしたものの途中で集中力が切れて120rpmを維持できなくなったので2分に戻し、それでも4本目で集中力が切れたのでやめた。
4/9 ローラー台120rpm200W20分間走。高回転を維持するには集中力を要するので集中力を維持するのが難しい割には体に負担がかからない。筋トレで出力が出ないときにやるのが良さそう。
4/10 フロントランジ左右、ローラー台120rpm300Wインターバル1分x5
ミノウラグラビティスタンド2購入と3台の自転車を固定することを考える
部屋の片づけに伴い、自転車用スタンドの購入を考えた。
自転車スタンドには自転車の置き方と支柱の立て方でそれぞれ
- 縦置き、横置き
- 突っ張り棒による固定、足のみによる自立、壁に立てかけることによる自立
などのバリエーションがある。
自転車は二台置けるものを選びたい。また部屋のど真ん中にバイクタワーを置くわけにはいかず、壁際に置いてあまり壁から出っ張らないようにしたいので横置きのタイプを選びたい。
足のみで自立するタイプは倒れるのが怖いのでまずは突っ張り棒タイプの購入を考える。
上下の固定部分のサイズがちょっと頼りない。今住んでいる家の天井はおそらく木に壁紙を貼ってあるだけ、あまり頑丈ではなく押せばへこむのが分かるぐらいなので、この方式で十分固定できるか不安がある。
足のみで自立するタイプ。これを壁に寄せて何らかの形で壁に固定するほうが安心できそう。
廉価版として壁に立てかけて使用するタイプがある。上記二つには別売りでホイールや工具入れなどのアタッチメントがあるが、これ用にはない。最初から壁に固定するつもりで、別売りのアタッチメントが必要ないのであればこちらでもよさそう。
で、結局壁に立てかけるタイプのグラビティスタンド2を購入した。
設置後の様子。壁と接する棒はそれなりに長さがあるのでカーテンレールや梁があっても問題ない。かなり傾けない限り倒れてくる心配はないが、念のためバンドを使ってカーテンレールと結び付けておくつもり。
が、この壁と接する棒の長さゆえに、壁からのスペースの占有料を考えると、何もない場所に自転車二台重ねて壁に立てかけておくのと同じぐらいのスペースを占有することになる。ホイールを外した状態のフレームのみをぶら下げて置けるのは利点だが。この長さを調整できるとより便利だと思う。
壁との隙間のスペースにも物を置くことでスペースを有効に活用することができる。
メーカーの想定しない使い方で何か起きても自己責任だが、アームの根元部分に自転車を掛けることもできなくはない。
この状態で本来のアーム部分に前後逆で自転車をぶら下げることもできる。耐荷重はアーム一つあたり25kgなので問題はないはず。
アーム根元部分に置いた自転車は一点で支持されている状態なのでこのままでは自転車が回ってしまう可能性があり、また支持部分にクッションなどもないのでフレームに傷がついてしまう恐れもあるが、そのあたりはDIYで解決できる。
上側をあまり重くするのは怖いので、下側だけ改造して3台固定できるようにしてみよう。