シクロクロスバイクのタイヤをチューブレスにする(2)
の続き。とりあえずやってみようと、退勤後にそのまま新宿のワイズロードに向かって足りない部品を買い、チューブレス化にチャレンジした。
バルブはこれを買ってきた。
ついでにこんなのも買った。これは輪行中やメンテナンス中にホイールを外した際、ディスクブレーキのキャリパーに挟んでおくことでキャリパーが閉じなくするやつ。油圧ディスクブレーキはキャリパーが閉じると簡単には戻せなくなるらしい。適当に材料切って作ってもよさそうだけど、安いので買っておいた。
形状が二種類あるが気づかずに買った。Rivalのブレーキパットには左の形状が適合した。一応右も無理矢理使えないことはないので無理やり使用している。
チューブレス化に失敗したままシクロクロスの大会を迎えた場合のために予備チューブも同時に購入。
タイヤはバイクと同じタイミングでこれを買っていた。トロ。おいしそう。
さて、さっそくタイヤの取り付けにかかる。
まずもともとついていたタイヤとチューブを外し、チューブレス用のバルブを取り付け、クリンチャータイヤの時と同じようにタイヤを嵌める。チューブレスタイヤは固くて取り付けづらいと聞いたが特に難もなく取り付け完了する。
石鹸水を塗る前に空気を入れてみる。膨らまない。当然か。
石鹸水をビードに塗ってみる。目的は空気を入れた際にビードが滑るようにすることらしいので、台所用洗剤を水で薄めてティッシュに染み込ませて塗る。
空気を入れる。入らない。ポンプを押す度にタイヤが膨らんではしぼむ。いろんな所から泡が出ているが、タイヤの内側に空気がたまる様子も、ビードが持ち上がる様子もない。泡が出てる部分を手で触ってみるも、空気圧が足りないのかと思い勢いよく何度もポンプを押してみるも、空気は入らない。
何か間違えているのか。動画を探してみる。
なんか空気入れたら簡単に膨らんでる。諦めずに空気を入れ続けろということだろうかか?
ポンプの騒音が気になるので外に出る。
「膨らむまで許さんぞ!」という気持ちで全力でポンプを押し続ける。
40回ほど押した後にゲージを見ると、少しだけ空気が入っている。このまま入れれば膨らみそう。
タイヤの定格は6bar max.なので、5.5barまで空気を入れた。途中で「パン!」とビードが持ち上がる音がする。しかし、数分で1barほどと目に見えて空気が抜けていく。
均一にビードが持ち上がっていないのだろうか。もう一度空気を抜いて同じ手順をやり直してみよう。空気を抜いていると、途中で「パン!」とビードが落ちる音がする。心臓に悪い。
空気を入れなおす。空気は相変わらず抜けていくが、抜けは遅くなった気がする。
やはり次の日には3bar以下まで下がっていた。
結局、このままレースに出るのは怖いので一旦クリンチャーに戻すことにした。
何が悪かったのだろうか。石鹸水の塗り方か悪かったのか、リムテープが悪いのか。場合によってはシーラントを入れて隙間を埋めるのもありらしい。また後日チャレンジしてみよう。