susutex’s blog

自転車、電子工作、プログラミングとかについて書くかもしれないブログ

シクロクロス千葉2016-17 第二戦に参加してきた(3)レースと反省

いよいよスタートラインに並ぶ。シングルトラックも砂浜もまともに走れない以上楽しむしかないので緊張はないつもりだが、少し緊張しているのか心拍は110あたりを指している。練習コースをぐるぐる回っていたことでそこそこ足は温まっているし、心拍が高めだと力が出しやすいので都合がいい。風はもう気にならない強さになっていた。

レース開始

一週目

スタートから左の選手に接触し、ふらつきながら右の選手にも接触する。その後はバランスを取り戻しスタートの波にのる。

芝を抜けたシングルトラック入り口では渋滞が発生する。バイクを抱えた選手が後ろから「みんな丸太は持ったな!!」と言わんばかりの勢いで突っ込んでくる。なるほど、渋滞はああやって抜けるのか。次回の参考にしよう。

シケイン1回目は再乗車に失敗してあえなくトップチューブにまたがる。再度クリートをはめようとするもなかなかはまらない。一気に数人に追い抜かれる。

残るシングルトラック区間を足をつきながらなんとか抜け、砂浜区間へ。試走では試せなかった砂浜での乗車に挑戦する。乗車したまま突っ込み進もうとするも全然進まずすぐ降車。走る。長い。地面をけっても全然前に進まない。力任せにバイクを押しながら砂浜を走る。

砂浜が終わり階段を登る。すぐに乗車しようとするも、右カーブしながらの芝への入り口で速度が死んで転倒しそうになる。乗車しながらのコーナリングはきつい。C1の選手が階段を上ってすぐ乗車せず、バイクを押して芝に入ってから乗車していた意味を理解する。

芝の直線は作戦通り1週目から全力で踏む。踏めばちゃんと周りの選手より速く進む。コーナーも観戦で見たコース取りを参考に何とかクリアする。

花壇越えは土にハンドルを取られ、バランスを崩したまま下りに入って焦る。ここでハンドルを切ってはいけないようだ。
ふらつきながら残りのシングルトラックを超えてスタート地点へ戻る。

 

二週目

スタート付近は走りやすい芝なので全力で踏む。後ろの選手を引き離し、前の選手に追いつく。
下りからの左カーブでライン取りに失敗して停止寸前まで速度を落とす。一週目は混雑で速度が落ち、ライン取りも前の選手の後ろをついていたから気にならなかった。その後のシングルトラックも足をつきながらなんとかクリアする。スタート付近の加速で詰めた前との差は開き、後ろから選手が迫ってくる。

一週目は焦って失敗したシケインの再乗車は下手だが何とか成功。しかし後ろから迫っていた選手に追い抜かれる。

再びシングルトラック。周回を重ねたおかげかだんだん根っこに対する恐怖心もなくなってくる。

砂浜でバイク乗車に再度挑戦するも、やはり無理。諦めて走る。一週目に比べて疲労しているので力任せにバイクを押して走るのは苦しい。右手でステムを持ち、左腕を軽く振りながら可能な限り普段のジョギングの動きに近い動きで淡々と走る。砂のせいで蹴っても全然前に進む感じがしないが、それは周りの選手も同じ。むしろ周りの選手より速く走れている。この走り方で問題なさそう。

砂浜が終わり芝へ。前の選手に追いつこうとするも追いつけず、孤立状態でシングルトラック区間に入る。前の選手のライン取りを追うこともできず、後ろから迫ってくる選手の姿に焦りながら走る。

 

その後も後ろから数えたほうが早い順位のまま、芝で引き離し、シングルトラックで追いつかれ追い抜かれを繰り返しながら周回を重ねる。少しずつコースに慣れてきて転倒の恐怖もなくなる。どんどん自転車に乗れるようになっていく感覚が楽しい。これがシクロクロスの楽しみだろうか。そんなことを考えているうちにレースは終わっていた。

 

初のシクロクロスを終えて

結果は散々だったが学びは多かった。できないことが多いということはそれだけ速くなれる余地があるということなので前向きに考えよう。

 

コーナリングを練習しよう

ライン取りとそれを実現する侵入速度および体重移動。これらを誤るとコーナーでふくらみ、曲がりきるために必要以上に速度を落とさなければならない。速度が落ちた状態での立ち上がりはふらつき、踏み始めるまでの時間が遅れる。コーナリングの技術はおそらくあの日あの場所にいた人間の中で最低レベルだった。

前の選手に離されるとライン取りの参考にすることもできなくなるし、後ろから追われる状況は精神的にかなりつらいので、せめて前に選手がいるときは離されないように走れるようになりたい。

 

シングルトラックに慣れよう

後半はかなりましになっていたが、地面の凹凸に対する対応力はもっと養わなければならない。

 

下ハンドルを握る癖を直そう

下りやブレーキを効かせたい状況では、ブレーキを握りやすくし、前転しないよう重心を下げるために下ハンドルを握る癖がある。しかし下ハンドルを持ったままでは体を倒しづらくうまく急カーブを曲がれない。何度もコーナー中にハンドルを持ち直すことになった。油圧ディスクブレーキは上ハンドルで握っても十分制動力があるし、下ハンドルで姿勢を低くしないと前転してしまうような速度はシクロクロスでは出ない。この癖は治したほうがいい。

 

砂浜をバイクで走れるようになろう

砂浜をバイクに乗ったまま走れる選手は限られており、バイクから降りなければならない選手を大きく引き離していた。砂浜があるコースでは砂浜をバイクに乗ったまま走れないと順位に絡むのは難しそう。

 

飛び乗れるようになろう

コーナーに気を取られていたが、やっぱり再乗車にもたついて追い抜かれるシーンも多かった。ちゃんと飛び乗れるようになりたい。

 

 

とにかく技術不足でふらつくシーンが多く、踏み切れなかった。少し足は重かったがまだまだ足は動かせた。30分で体力を使いきれている感じではなかった。

今シーズンは終わり。一応3/12の湘南シクロクロスに出られなくもないが、ほかの予定と被る。どこかで不整地を走る練習を積んで、次のシーズンも参加したい。