susutex’s blog

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シクロクロスバイクのタイヤをチューブレスにする(4)

前回、リムテープやリムの継ぎ目を疑ってみたものの、結局チューブレス化した前輪の空気漏れは直らなかった。おまけに後輪は爆発した。
後輪爆発は空気の入れ過ぎとして、空気漏れはやっぱりシーラント入れなきゃダメなんだろうなと思い、タイヤと一緒に買っておいたシーラント剤を試すことにした。

買ったのはこれ。

以前作業を行った前輪に再び石鹸水を塗って空気を入れる。三度目なので難なくビードを持ち上げることに成功する。一度ビードを持ち上げると、タイヤに触れさえしなければ空気を完全に抜いても簡単に再度空気を入れることができる。確認のため一度空気を抜いてもう一度空気を入れなおしてみると簡単に空気を入れることができた。

 

ここからバルブコアを外したバルブにシーラントを注入するわけだが、ホイールを縦にしておかなければシーラントを流し込めない。ホイールを縦にするということは吊るすか何かにホイールを立てかける必要がある。しかし公園に都合よくホイールを吊るせる場所はなく、ホイールを壁に立てかけるとタイヤが地面に触れてしまい、せっかく持ち上げたビードが落ちてしまう。

片手でホイールを持ち上げてもう片方の手でシーラントを注入してもいいが、空気を入れる作業は片手では難しい。普段空気を入れる際はホイールを横にしているが、空気を入れる前にホイールを横にするとせっかく注入したシーラントが全部横から流れ出してしまう。

 

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考えた結果、スルーアクスルの穴にクイックリリースを通して振れ取り台に乗せることにした。

 

空気を抜いてバルブコアを外す。バルブコアを外す際は以前Panaracerのバルブエクステンダーを買った際に付属してきたバルブコア外しを使った。

このシーラント剤、口の部分が大きいのでこのままではバルブに注入できない。以前チューブラータイヤの修理用に買った携帯用シーラントの蓋部分だけ持ってきてバルブに挿し、そこからシーラントを注入する。少しこぼれたが屋外なので問題はない。先の細い漏斗とか買ってきておいたほうが楽ができそう。

シーラントを注入し終わったらバルブコアを取り付ける。空気を入れる前にタイヤの下側に溜まったシーラントがバルブから逆流することを防ぐためにホイールを回してバルブを上側に持ってくる。

40psiぐらいまで空気を入れる。無事空気が入ったらホイールを持ち上げて水平にし、ビード全体ににシーラントを行きわたらせるためにホイールを回す。ビードからシーラントが漏れる様子はない。上手くいったのだろうか。

 

余談だが、以前チューブラータイヤのスローパンク修理のために室内でシーラントを充填した際、注入中はこぼれまくるわ、空気を入れようとしたらバルブを下にしたままだったのでバルブからシーラントが逆流してきてさらにこぼれるわ、それでもなんとか空気を入れてたものの圧力を上げたら穴が大きすぎてふさぎぎれずにパンクして部屋中にシーラントがまき散らされるわでひどい目に遭ったことがあるので、シーラントはトラウマになっていた。今回はここまでは何事もなく終了した。

 

そう、ここまでは。

 

シーラントの注入はうまくいったようなので、そのままビードをさらに持ち上げるために空気を入れていく。前回は80psiぐらいで破裂したのでおそるおそる70psiぐらいまで空気を入れ、空気を入れるのをやめて少しタイヤから離れた。

 

その時、タイヤが爆発した。

 

またか。なぜだ。今回は少し離れていたことと空気圧が前回より低かったことのおかげか耳鳴りはなかった。が、問題は、タイヤの中にシーラントが入っていたことで、はじけたビード方向にシーラントが飛び散る。ホイールの横にいなかったのででシーラントを体に浴びずに済んだのは幸いだったが…。

 

失意のまま家に帰り、暫く呆然とする。ほどなくして落ち着いたので、シーラントまみれのホイールとタイヤを水で洗い流す。タイヤはもう使えなさそうなのでゴミ袋に詰める。残念。まあ一本3000円の安いタイヤなので勉強代と思ってあきらめよう。
外の地面に飛び散ったシーラントは水を撒いて流しておいた。

 

ふと、完成車についていた33Cのクリンチャータイヤが目に入る。適正空気圧は2.8~4.8barと書いてある。何の疑いもなくチューブレスタイヤ記載の6bar近くまで空気を入れようとしていたが、もしかしてあんなに空気入れなくても4barくらいでよかったのでは…。

リムテープはもともと一度はがして接着力が弱っていたが、シーラントまみれになったことと水洗いしたことで完全にくっつかなくなった。これも交換が必要そうなので、タイヤと併せて再度発注した。

次こそはチューブレス化に成功してほしい。

 

続き

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