susutex’s blog

自転車、電子工作、プログラミングとかについて書くかもしれないブログ

富士あざみラインへロングライド20170514

前回箱根へ言った際の帰路として設定していたものの結局走らなかった道志みち。今回は多摩川を経由してこちらから山中湖方面へ抜ける計画を立てた。
多摩川サイクリングロード、浅川サイクリングロードといつも和田峠に向かう際のルートを通り、人馬街道方面に抜けることなくそのまま浅川サイクリングロードに沿って進む。高尾駅前で左折し都道47号線、都道48号を経由して国道413号へ。
ところで、先日購入したHDR-AS300だが、どうもUSBコネクタがまっすぐささっていないとうまく充電が行われないらしく、充電器につないでいたのに都道48号に入ったあたりで電池が切れてしまった。やはりマイクロUSBは貧弱すぎる。滅ぼすべき規格だと思う。道志みちの動画を取りたかったのに。
道志みちに入る手前当たりで2時間ほど経過したので山道に入る前にコンビニでトイレ休憩。コロッケを食べ、水とおにぎりひとつを持って出発、いよいよ道志みちに入る。

撮影はできないが気にせず、道志みちを進む。曇りのためか、特に景色が良いという感じもしない。なんというか、普通の山道である。
走っていると対向車線を進むロードとかなりの頻度ですれ違う。昼前だが、すでに富士山周辺で走って帰ってくる人たちだろうか。対して同じ方向に進むロードは全く見かけなかった。

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少し踏みすぎたのかだんだん疲れてくる。道の駅どうしについた時点で前の休憩から二時間ほど経っていたので、休憩と食事をとることにする。

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道志ポークカレー。少し辛口。ごろごろと野菜が入っていておいしい。
食事を取り終えたのでふらふらと道の駅を歩く。

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十分休憩したし、時間もないので再スタート。休憩したことで足は楽、気分は良くないが、いつもより調子はいい。。
今回補給食として初めて粉飴を試したが、これはいい。いつも補給食として食べているカロリーメイトに比べて圧倒的に食べやすいので、多少調子が悪くなっても問題なく補給が行える。
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しばらく進むと道は下りに変わり、そのまま山中湖周辺に出る。湖畔で写真を撮ろうか迷ったが、帰り道で休憩がてら自転車を降りて写真を撮るほうがいいだろうと思いそのまま通り過ぎる。

山中から御殿場方面へ進路をとると少し登るが、下りに変わるとそのまま富士あざみライン入り口にある須走道の駅まで到着。
さて、富士あざみラインの入り口に着いたが、どこからがスタート地点だろうか。
http://www.japan-fc.jp/hillclimb/2017fujiazami/fujiazami_courseMAP2017.pdf
富士あざみラインヒルクライムのコースマップを見る限り、自衛隊学校の入り口がスタート地点に見える。

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それらしい道と看板があったので、ここから時計を動かし始めてスタートする。ここまで登り基調の道志みちを含んだ100km以上、道志みちに入って少し調子に乗りすぎたことでかなり疲労しているため、200W程度が限度だろうとパワーメーターを見ながらもくもくと走る。

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序盤からそれなりに傾斜がきつい。走ってるときは8%ぐらいかと思っていたが、10%ほどあるらしい。そしてそれがまっすぐ見通しがきかないほど遠くまで続く。28tのスプロケットはレース用ホイールに付け替えたので今回は26tでのライドということもあり、ケイデンスは常に50台、速度は10km/hを下回る。とはいえパワーは抑えめなのでそれほど苦しくはない。登っていくとつづら折れが始まり、一時的に斜度が緩むが、その後斜度は最初よりさらにきつくなる。

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雲の中に入ったことで視界が悪くなっていく。今の斜度がどれだけ続くのか、終わりが見えない。他の人のブログを見ていると「見渡す限り続くきつい傾斜の直線に心を折られる」という記述を見かけるが、私はその逆で、終わりが見えているほうが楽だと思う性格なので、この状況は非常に厳しい。

斜度がきつくなり、ケイデンスは30ほどまで下がる。このままではまずいと思い、初めて蛇行を試すことになる。後ろからの車に注意しつつ、左斜線の半分ほどを使って大きく蛇行しながら進むと、少しだけ楽になった。途中ハンドルを切りすぎたことでつま先が前輪にぶつかり転倒しそうになったのでもう少し練習が必要そう。
が、そこからさらに予想を超えて傾斜はきつくなる。蛇行しているのに、まるでブレーキを握り締めながら走っているような未知の次元の抵抗が足にかかる。そしてその傾斜がいつ終わるのかは雲で隠れて全く見えない。心を折られ、馬返しを超えて少しのところで足をつく。

歩きながら少し休んで再度乗車してスタートしようとするも、十秒も持たずに限界が来てしまう。引き返すことも考えたが、せっかくここまできたので5合目までは登りたい。残念だが斜度のきつい区間はすべて自転車を押して歩くことにした。

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しばらく歩き続けて斜度がゆるくなったら再度乗車、またきつくなったら降りて押して歩く、を繰り返す。さらに雲は濃くなり、ライトをつけた対向車すら20mほどまで近づかないと見えないほどに視界がなくなる。
何も見えない中を黙々と進んでいるうちに、残りの距離は1kmほどになった。ここからは傾斜もたいしたことがないので自転車に乗って進む。最後に乗車する直前、後ろから登ってくる自転車の音がしたので、歩いているのを見られずにすんでよかった、などと考えながら進んでいくとようやく景色が開け、5合目の建物が見えた。

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所要時間1:37:08。うち40分弱を押して登っていた。情けない。

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来た道を振り返るも、何も見えない。

景色も何も見えずつまらないので、寒さで体が動かなくなる前に下る準備をして下り始める。雲でぬれた体に風が吹き付けることで異常に寒い。夏用グローブで露出した指先の感覚がなくなるが、なんとかブレーキを握ることはできる。早く下りたいが雲で視界が非常に悪いので速度が上がりすぎないように注意しいつつ、コーナーが見えたら即ブレーキをロック寸前まで引いて速度を落とすことを繰り返す。
しばらく走っていると雲を抜け、徐々に視界が開けてきたので少し安心する。が、油断したところでコーナーに落ちている小石を踏み、後輪が浮いてコントロールを失い危うく縁石にぶつかりそうになる。最後まで油断できない。
つづら折れを抜けると道の駅までほぼ直線の下り。ブレーキを握らずにいるとものすごい勢いで加速していくが怖いので制限速度を守って40km/hほどでゆっくり下っていく。

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道の駅に着いて一休み。道の駅にはバイクラックが設置されている。
雲の中にいたことで濡れた服により体温が奪われる。道志みちを戻るつもりだったが、これ以上走ると風邪をひいて仕事に行けなくなりそうだなと思い、御殿場駅を目指すことに。

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途中空腹を感じたのでどこかで食事を取ろうと思いながら走っていたところ「富士山盛り」の文字が気になり「白虎」へ。炭火の香りのする分厚いチャーシューが5枚乗っている。非常においしい。

食事を取っていると日が落ちてあたりはすっかり暗くなってしまった。御殿場まで到着したところで、そういえば昔一度来たことがあるのを思い出し、SLを見に行く。

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以前来たときは明るい時間だったが、今日は暗い。ライトアップされている。中に入ることもできるが今日は早めに帰宅したかったのでやめておいた。

初めて挑んだ富士あざみラインは残念な結果に終わってしまった。もっと鍛えて、曇りの日を避けて再挑戦しよう。