TCR ADVANCED PRO DISC SE購入
2019 Giant Bicycle [TCR ADVANCED PRO DISC SE]
GIANT日本法人30周年記念限定モデル(Special Edition)。TCR ADVANCED PRO 1 DISCにお値段据え置きでGIANT製パワーメーターPower Pro+スペシャル塗装がついてくる。
買い替えの動機と求めたポイント
- 今の自転車は2年間で2回も落車を起こしてしまったのでダメージが心配、早めに買い換えたい
- カーボンホイールを常用したいと考えたが、長い急坂を下るにはリムブレーキでは危険と感じたためディスクロードが欲しい
- ロードレースからロングライドまでバランスよくこなせる性能
- またこけてダメにしても泣かない程度のフレームの価格
- 完成車を買うならディスクブレーキ用のカーボンホイールを持っていないので、予算が許せばついてきてほしい。ディスクロードにするならチューブレスタイヤを試したいのでチューブレスレディのホイールならなお良い
- 油圧ディスクブレーキとチューブレスタイヤとなると機会は少ないとはいえメンテナンスが億劫なので、年一回ぐらいお金払ってメンテナンスしてもらいたい
- 試乗で性能を確認したい
これらを踏まえて、TCR ADVANCED PRO 1 DISCをが良さそうと感じた。
2019 Giant Bicycle [TCR ADVANCED PRO 1 DISC]
セカンドグレードのフレーム、ULTEGRA R8020、カーボンホイールがついて定価41万という他社と比較して非常に良いコストパフォーマンス。
GIANT製カーボンホイール+GIANT製チューブレスタイヤという組み合わせを得られるのも、タイヤの相性で悩まずに済みそうで良い。チューブレスタイヤのGAVIAシリーズもなかなか評判がよさそうだ。ホイールがインターナルニップルなので自分で振れ取りするならチューブレスタイヤの張替えも同時に行わなければならず面倒そうだが、お店に任せれば問題なさそう。
あと地味だがRideSense(スピード+ケイデンスセンサ)がついてくる。SEではさらにパワーメーターもついてくる。
メンテナンスに関しても全国のGIANTストアならどこでもメンテナンスを受けられるらしいので、万一引っ越しなどがあっても困らなさそう。
試乗会参加と購入決定
ここまで考えたところでちょうど限定モデルが発売、かつGIANTストアの試乗会があることを知ったため、試乗会での印象が良ければ真面目に検討しようと考え始めた。
GIANTストアの試乗会では以下3モデルに試乗した。
2019 Giant Bicycle [TCR ADVANCED PRO 1]
2019 Giant Bicycle [PROPEL ADVANCED PRO DISC]
2019 Giant Bicycle [DEFY ADVANCED PRO 1]
残念ながらTCR ADVANCED PROだけはDISCモデルに試乗できなかった。
直線のコースを短時間乗車した感覚では、三台とも非常に乗りやすく感じた。
TCRはセカンドグレードということもあってかカッチリした感じではなく、どちらかといえば今まで乗っていたエンデュランスロードに近い乗り味。42mmのホイールは軽やかに回り、リムハイトのわりに特別硬さは感じない。
PROPELは3モデルの中では明らかに速いと感じられる乗り味だった。加速も巡行もよい。後輪が65mmというのもあるかもしれない。比較的硬めな感触はあったが不快なほどではない。
DEFYはハンドルやサドルに伝わる振動が少ないTCRという感相。踏んだ感じはTCRと同じぐらい進む。
TCR ADVANCED PROはDISCモデルに試乗できなかったためカタログスペックを比較してみると、完成車重量はDISCモデルがMサイズで7.8kg、リムブレーキモデルがSサイズで7.1kg。サイズの違いを無視するとスペック上は700g重くなる。これとフレームのディスクブレーキ対応のための変更が走りにどれほど影響するかはわからないが、PROPELとDEFYに乗った際の好印象を考えればそれほど心配はいらなさそう。
その後別のイベントで複数の他社のロードに試乗したものの、そのどれと比べてもGIANTの3モデルが良いと感じたためGIANTの3モデルに絞る。
PROPELが予想以上に良かったのと、DEFYも私の脚力ではTCRより反応が悪いと感じずTCRに比べて長距離の乗車時のダメージを抑えられるかもしれないと悩んだが、せっかく限定モデルがあるのでまだ在庫が残っていればTCRの限定モデルにすることにした。
最寄りのGIANTストアに確認したところ、在庫は残っていたものの悩んでいるうちに店頭販売用に店舗が確保しているもののみとなったらしく、最寄りではなく少し離れた場所のGIANTストアで買うことになった。購入を決めたのは2月だが、納車は5月頭ぐらい。
購入とファーストインプレッション
店頭で車両や保証、点検などについての説明を受ける。チューブレスタイヤのシーラントは定期的に回さないと固まってホイールバランスが崩れてしまうらしい。
その後は家までのんびりと3時間ほどのライド。
走り出す前に一つ残念だったのは、手持ちのサイコン(Polar M450)でPower Proを認識しなかったことである。このサイコンはBluetoothで接続を行うが、ペアリング画面にPowre Proが表示されない。携帯からはPower Proに接続できたので相性の問題か。サイコンを新調するまでPower Proの使用はお預け。
軽く乗った感じでは非ディスクブレーキモデルとの違いは感じられなかった。乗り心地はよく、硬さは感じないがよく進む。乗りなれておらずポジション出しもまだで無理をするとふらつきそうなため、大きなパワーをかけたときの剛性感はまだわからない。
140mmローターのディスクブレーキはブラケットポジションで咄嗟に握っても前転しそうになるような強烈な効き方ではないが、それでも握力に対して得られる制動力が普段使用しているリムブレーキに比べて非常に大きい。握力に余裕があると微妙な力加減が行いやすいためタイヤのロックするギリギリを攻められるような感触がある。
途中に短距離だが急な下り坂を下らなければならない区間があったものの、カーボンホイールでも安心してブレーキ握りっぱなしにして下ることができた。もちろん長距離の下りで握りっぱなしにはできないだろうが、それでもカーボンリムでブレーキをかけるよりずっと安定するだろう。
何より限定カラーが美しい。
真横から見ると青色。ラメ入りでキラキラ光る。
斜め後ろなどから見ると紫色に見える。最初店頭で実物を見たときは紫に見えたので間違えて違う自転車を持ってきたのかと思ったほど。
左のチェーンステーについているのがRideSense。フレーム内側に埋め込むようになるのかと思ったが結構内側に飛び出している。カーボンロードに似つかわしくないスポークプロテクターがついてきたが、チェーン落ちでホイールが壊れたら嫌なのでこのまま使うつもり。
ハンドル及びステムはアルミ製なのでこれをカーボンに変えればもうちょっと軽くなるが
なるべく大事に乗ろう。