サンワダイレクト輪行袋800-BYBAG002を試した
輪行袋探しを進めていたところ、今年発売した新製品を発見。
これは!と思い買ってみたところ、期待通りの製品だった。今後はしばらくこれを使っていくつもり。
以前は他のホイールポケット付きの横置き型輪行袋(製品は伏せておく)を使っていたが、耐久性に難があり、さらに布材質が悪くボロボロと崩れて地面に散らばった上に床に付着して汚れるので再購入はしないつもりでいた。
この製品は布の材質が違うのではないかと思い買ってみることに
800-BYBAG002の特徴
- 超簡単。フレームとホイールを入れてジッパーを閉じるだけ。輪行金具もベルトによるホイールの固定も不要で一瞬で輪行が完了する
- 袋のサイズに余裕があるのでヘルメットや他の荷物をかなり入れることができる。あまり入れ過ぎると肩が死ぬ
- フレームサイズ次第ではハンドルを横に向ける必要がなく自立する
- 肩ベルトにクッションがあり肩の痛みが軽減されそう
- 間仕切りとハブ部分の布によりホイールやフレームに傷がつきにくく、体へのハブの接触による痛みも軽減されそう
手持ちの輪行袋との比較
袋に入れた状態。左からオーストリッチL-100(リアエンド金具入り)、サンワダイレクト800-BYBAG002、TIOGA Flex Cocoon。フレームやボトルゲージへの固定などは考えられていないデザインだがもともとそういう使い方は予定していないので問題はない。
カタログ上はL-100が235g、800-BYBAG002が472gと倍以上重い。が、輪行金具が不要な分は多少差が埋まる。
超簡単な使い方
上下逆さでフレームを置く。
ホイールを側面のポケットに入れる。
閉じる。完成。サイズも85x115x45ほどで250cmに収まった。
縦置きのように輪行金具の取り付けやベルトでのホイール固定が不要なので非常にシンプル、一瞬で輪行が完了する。取り出す際もベルトなどをいちいち外して収納する手間がない。
また横置き輪行袋の利点として二点、担いで歩く際に足に引っかからないことと、トップチューブ下やボトムチューブ上などに空間があるのでかなりの物を積めて一緒に運ぶことができ、移動中の荷物へのアクセスも可能ということがある。縦置きだと縦に長いので足に引っかかって歩きにくく、荷物を詰めるスペースや袋に入れたまま触れる荷物も限定される。デメリットとしてはややスペースを取ることがあるので電車内での置き場所に気を遣う。
メーカーのホームページではフレームやチェーン回りにカバーをつけるように書いてある。フレームのカバーは私は気にならないので巻かないが、チェーンリングカバーは付けたほうがいい。以前使用していた輪行袋はチェーンリング部分から破れたし、何より担ぐときとかに手に当たると非常に痛い。
以前使っていた袋はハンドルを横に向けなければ入らず、壁に立てかけないと自立しなかった。この製品もサイズによってはハンドルを横に向けないと入らないと書いてあったがそのまま入ったため、左右ブレーキレバーとサドルの三点で自立する。ショートリーチハンドルにステム80mmとはいえTT長560mmのViner Mitus Lサイズが入ったのでかなり余裕はあるはず。
Viner Mitus Road Bikes | Planet X
ちなみにシクロクロス用の700x32Cのブロックタイヤ付きホイールも入る。少し引っかかる感じがしたのはきついからというよりはブロックタイヤのせいだろう。MTB用のホイールは手元にないので試せない。
袋の作り
生地はL-100と似ている。
肩紐にはクッションがある。以前の輪行袋では肩に紐が食い込んでかなり痛かったのでありがたい。
ホイールポケットはマジックテープで閉じられるようになっているが、使わないので切ってしまってもいいかもしれない。
ハブ部分には布が追加されている。以前使っていた袋は運搬中にハブが体に当たって痛かったのでそれが軽減されるといいが。
畳み方
畳み方は少しコツがいる。
まず袋を広げる。この時ジッパーを締めていると空気が抜けず膨らんで面倒なので少し開けておく必要がある。
縦に三つ折りにする。二つ折りだと袋に入ってくれない。
横に折りたたむ。
もう一度縦に折りたたむ。
ぐるぐるに巻く。
外袋に入れて完成。袋のサイズにはかなり余裕があるので丁寧にやれば問題なく入る。
まとめ
以前使用していたホイールポケット付き横置き型輪行袋の気に入らなかった部分が大体改善された感じの製品になっていて、求めていたものという感じ。輪行袋を使うのは走りに行くときか走り終わるときでどちらも手間は極力省きたいが、この輪行袋は非常に楽に使える。耐久性についてはこれから使用して検証していく必要がある。