4万円以下で買った格安ロードバイクTRINITY PLUS UNOレビュー

通販で4万円のロードバイクを買い、通勤及び買い物のため3年以上乗っている。

通販で売ってる安いロードバイクってどうなの？というのは買う前に思っていたが、調べてみても「ママチャリより軽くてよく走ります！」「ロードバイクに比べて走りが重くて改造して乗らないと満足できない」「乗ったことないけどこれより数万足してエントリーグレードを買ったほうがいいと思います」のどれかしかない。一台目にこれを買う人はいないと思うし、二台目のロードバイクとして買う際に気になるであろう「無改造状態で一般的な10万以上するロードバイクと比較してどうなのか？」という感想はなかったのでまとめてみることにした。

買ったもの
選んだポイント
購入時からの変更点
乗った感想
まとめ

買ったもの

2015年モデルTRINITY PLUS UNO 520mm

36800円、送料無料

store.shopping.yahoo.co.jp

残念ながら今はもう買えない。

選んだポイント

町乗り用に気軽に乗り回せるロードバイクが欲しくなった。

有名メーカーのものは盗難の恐れが高く、また最低でも6万円ぐらいなので気軽に買えない。その点通販で買えるロードバイクはよくわからないメーカーの製品なので盗難の可能性が低く、値段も安いので万一盗まれてもあきらめがつくかなと思った。

性能としてほしいのは、ホイールが外せないとパンク修理が面倒そうなので前後クイックの自転車。またホイールが壊れたときに手持ちのスペアを使えるようにフリーボディハブのものが良い、となるとリア7速だとほとんどがボスフリーなので最低でもリア8速のもの。

上記の条件で探した範囲では、送料スタンド込みで考えると一番安かった。

購入時からの変更点

盗難のリスクを少しでも減らすために高い部品は使わず、可能な限りそのままの状態で乗り続けた。

購入状態から変更したのは4点。このうち購入時の性能に不満を抱きこのままでは乗れないと感じて交換したのはブレーキシューだけなので、乗れるようにするには2500円ほど余分にかかると思ったほうがいい。

ブレーキが効かないのでシューだけR55C4に交換。許容できる効きになった。交換しないと急な下り坂で止まれなくなるかもしれない。
ハンドルは幅広でリーチが長く、普段乗っていたロードと真逆で違和感があったのでショートリーチの400mm幅に交換した。今思えば別に交換しなくてもよかった。
ズボンが汚れるのを防ぐためチェーンリングにバッシュガードを付けた。

ホイールは2年ぐらいで後輪ニップルがちぎれて壊れ、直す気力が起きなかったので予備として持っていたWH-R501に交換した。後輪の剛性が上がったためか明らかに踏み込んだ時の反応が良くなった。

乗った感想

12kgというロードバイクとしてはかなり重めの重量だが、ロードバイクらしい走りは十分できる。通勤で40km/hぐらいの速度で車の流れに短時間追従したり、休日の買い物を含んだロングライドでも100kmぐらい問題なく走れた。

「ロードバイクに比べて走りが重くて改造して乗らないと満足できない」という評判はおそらく購入時のホイールの問題で、前述のとおりWH-R501との交換ですら明確に差を感じられた。しかし交換したからそう気づいただけで、交換する前は普段乗ってるカーボンロードより車体が4kgぐらい重いから少し反応が悪いのは仕方ないなあと思える程度の性能は確保できている。走りを求めるならホイールを交換したほうがいいが、この真っ黒なリムのホイールを交換するのは当初の盗まれにくい見た目という要求に反する。

長時間自転車を離れるときはちゃんと駐輪場に入れてチェーンキーで前後輪とフレームをロックする。ABUS1500の110cmを愛用している。畳んでポケットに突っ込んだり手軽に使える。

駐輪スタンドは街乗りには非常に便利。コンビニなどに気軽に寄れる。ただ、この自転車に限った問題ではないが駐輪スタンドの根元がかかとに接触してペダルから足が離れることがあるので気を付けたほうがいい。

その他気になった点。