eTrex30x購入と日本語フォント及びOSM導入作業録
先日の300kmでも使っていたが、eTrex30xを買った。
eTrex30xは英語版で、デフォルトでも日本の大きな道路は表示されるが、細かい道路がないので使い物にならない。
日本語版のeTrex30xJを買えば日本の地図も入っているが、値段がかなり上がるし、英語版でも自分で設定すれば日本語対応と日本の地図の導入ができる。
備忘録として作業の記録を残しておくことにした。
なぜ買った?
今までは携帯をステムに固定してルートラボで必要な時に地図を見ていたが、
・一度画面が消えると再表示にはPINを入力しないといけないので止まる必要がある
・日光下では非常に見づらい
・気温が上がってくると熱で携帯が落ちて地図が見れなくなる
・冬は手袋をしたままだと操作できない。
・モバイルバッテリーとセットで充電しながら使用しないといけないのでハンドル周りの荷物が増え、また衝撃で充電ケーブルやモバイルバッテリーのコネクタが壊れることがある
でかなり不便だった。
eTrex30xならこのあたりすべて解決する。Edgeなどのサイコンを買うのも考えたが、eTrexは雨や結露に強いという評判を聞いたのでこちらにした。
プライムデーに合わせて買おうとして待っていたら3000円値上がりしてポイント10%分が完全に相殺されてしまった。悲しい。
ハンドル用固定マウントとディスプレイ保護フィルムも一緒に購入。
保護フィルムはガラスではなく、ForAthlete 225Jでも使用して いる「キズ自己修復保護フィルム」というやつを買った。鋭利なもので意図的に傷つけない限り、爪で軽くひっかいた程度ならすぐに傷が目立たなくなる。
ハンドル固定用マウントは曲者で、外しずらいうえにハンドルへの固定はタイラップで固定しなくてはならず、さらに何度もeTrexの付け外しを繰り返していると固定用の爪が削れて外れやすくなりeTrexが飛んで行ってしまうらしい。
コンビニなどでの買い物中は外しておきたいので頻繁に付け外しする必要がある。普段は何か別の取り外しやすい部品にタイラップで取り付けるようにしたいがなかなかいいものが見つからない。
出荷直後の状態
広域だと一見大きな道路がちゃんと表示されているように見えるが、拡大すると道一本しか通ってない。
選択している部分には「秩父」という名のルートがあるはずだが、日本語フォントがないので表示できていない。
英語版を日本で使うために必要な作業
作業は以下
・出荷時のバックアップを取る
・ファームウェアアップデート
・日本語フォントの導入
・メニューの日本語化
・地図の導入
地図については日本語表記のを使う場合はファームをダウングレードしないといけないとかあるらしいが、日本語表記の地図を使うとファームアップデートの度に一度ダウングレードをするという手順を踏まないといけないらしく超面倒だし、ローマ字表記のものでも困らないのでローマ字のものを使用した。
出荷時のバックアップを取る
作業の前に出荷時のバックアップを取っておく。大事。USBで接続すると見えるeTrex本体内のデータを全部コピーしておく。
ファームウェアアップデート
この作業の後に日本語表記の地図を入れたいのであればファームのダウングレードが必要らしいと知ったがローマ字表記の地図を使ったので関係なかった。
garmin expressがすでにPCに入っていたので、起動するとetrex30xが認識され、アップデートを促すメッセージが出たのでアップデートを押すとアップデートされた
日本語フォントの導入
日本語フォントが入っていないので導入。Miguが使いやすいとの噂なのでこれを使ってみる。
比較表を見ると Migu 2Mが良さそうなのでこれにする。
ダウンロードしたファイルを展開して出てきたファイルのうち、.ttfファイルがフォントの実態。TrueTypeFontという形式らしい。字体はboldとregularがあるがregularを使うことにした。
ダウンロードしてきた.ttfファイルは直接は使えず、garmin用のフォントファイルはTrueTypeFontフォーマットの各オクテットと0x76のxorをとるとできるらしい。めんどい。
xorをとるには以下からダウンロードできるxorコマンドが使える
xorコマンドを使用し、以下のようなコマンドで変換できる。migu-2m-regular.ttfを使用したいフォント名に変えるといい。
xor.exe migu-2m-regular.ttf 006-D0952-06.bin 0x76
出来上がった 006-D0952-06.binをeTrex本体ストレージ内のGarmin\ExtDataに入れる。もともとある同じ名前のファイルは削除されるのでバックアップを取っておくこと。
メニューの日本語化
メニューの日本語化とかもあるけどなんか建前上は自分でファイル作らないといけないらしいしメニューは英語でいいや…
地図の導入
OpenStreetMap(OSM)のデータをGarmin GPS英語版用に変換した日本地図データを公開している方がいるのでありがたく使わせてもらう
これをMicroSD内に配置したgarminフォルダ内に入れる
作業後
細かい道もしっかり表示される
メニューは日本語にしていないが、日本語フォントを入れたので日本語もちゃんと表示される