チェーン張り直し
昨日のブログを書いた後に気づいたことがある。
このチェーン張ったときのスプロケットは12-28tだったなと。
レース用のカーボンホイールは11-26tがついているのでこれよりさらにチェーンがたるむ。
11tに付け替えてみたところ、ケージにチェーンが当たっている。アウト。もう二コマチェーンを切る必要がある。結局以前使用していたチェーンと同じ長さになってしまった。まあもう一台組むからいずれにせよチェーンはもう一つ使うことになっただろうしべつにいい。
ひっくり返して上から見るとよくわかるが、アウターローの状態はかなり怪しい。カラカラ音が鳴っている。この状態は極力避けるようにしよう。
Viner Mitusひとまず完成
ようやくBBが来たので組み上げることができた。
Wiggleで注文したBB9000やつがなかなか来ない。週末のロングライドに間に合わせたいし、Ultegraグレードらしいが大して高くないのでamazonで買った。
クロモリロードについてるBB-RS500よりベアリング外周の工具を当てる部分のサイズが小さく、付属のTL-FC25というアダプターを取り付けてその上から工具を当てる。どうしてサイズを変えたのだろうか。調べてみると工具の爪の引っ掛かりが悪くてBB側が削れるとか塗装がはげるとか、ベアリングが小さいほうが軽いとか抵抗が小さくなるとか出てくる。
ボトルゲージもフレームの色に合わせたものに交換してみた。シリコン部品の伸縮でボトルを固定するタイプ。ボトルを入れると少し緩い感じがしたが走った限りは問題なく、きつすぎてボトルが入れにくいということもない。
[20170608追記]
このボトルゲージはロングライドに一回出るとゆるゆるになる。
追記終わり
特徴的な色のロードは小物も色をそろえるとかっこよくなる、と思っている。そういえば以前チェレステカラーのFFWDホイールを履いたBianchiや、黒とグリーンのヘルメットをつけたCannondale乗りを見たことがある。かっこよかった。
ついでにチェーンとRDを掃除していたら、間違えてシールベアリング入りのプーリーをデグリーザーの中に投げ込んでしまったので分解して掃除した。本来シールドベアリングは分解して掃除するようなものではないと思っているが仕方ない。
さて、組み上げて変速をしているとおかしな音がした。どこから音がしているのかと思うと、アウターローでチェーンが一番伸びたときにRDのプーリーからチェーンが落ちそうでガタガタ音がしている。
チェーンの長さが足りずケージが思いっきり前に出ている。チェーンは前からついているものがまだ伸びていないので流用したが、チェーンステーの長さが変わったことで長さが足りなくなったようだ。
インナートップには少し余裕がある。
この際なのでチェーンも新調しようと思って予備のチェーンを取り出し、インナートップがぎりぎりになるところまで直した。古いチェーンは捨てずにエアロロードのTTバイク化用に保管しておく。
が、この後、チェーンの袋をよく見ると表裏があるとの記載。案の定逆になっていたので直す。1/2のはずれを引き当てるとはついていない。
アウターローはやや前に出ている。まだ少し音が出るがチェーンが落ちそうな様子はない。気になるならこのギアを使わないか、28tを使うのをやめて26tを使うしかない。
チェーンを上から見る。かなり横にねじれている。
チェーンの長さの決め方についてWebで検索すると「アウタートップでケージが地面と垂直になるように」と出てくるが、私のようにディレイラーのキャパシティ限界で使用する場合はインナートップでディレイラーが接触しないぎりぎりとなるよう調製するしかないのではなかろうかと思う。
手持ちで一番軽い50mmのカーボンホイールに交換して重量測定。7.2kg弱。6kg台はならなかったがまあいい。ホイール、クランク、サドルと軽くできる部分はまだまだあるが、これぐらいで十分だろう。
アルミホイールに戻してポジション調整のため軽く外を走ってみる。軽い。しばらく通勤用ロードしか乗っていなかったため少し振り回される感触がある。平地で踏み込んでみたが筋トレで筋肉痛になっていたのであまり加速できなかった。
まあ普通によく走る、という感じだろうか。体調があまり良くない状態だったので、週末もうちょっと走って様子を見てみることにする。
フレームの掃除とガラスコーティング
BBがまだ来ないので自転車を組み上げられないなあと思っていたところ、自転車イベントに参加した際に試供品としてもらったガラスコーティング剤があるのを思い出した。せっかくなので組み上げる前に塗っておくことにした。
コーティング剤。二本持ってる。
コーティング剤を塗る前にフレームを掃除する必要がある。フレーム組み立て作業中にけっこうべたべた触ったことでトップチューブ周辺に手の汚れが付着していた。水ぶきではうまく取れない。パーツクリーナーを噴射して拭くときれいになった。本当ならフレームが届いた時点でさっさとやっておけば楽だっただろう。
フレームが乾いたら再び手で触って汚れがつかないように気を付けながらフレームを外に持ち出し、コーティング剤をフレームにかけてウエスで拭く。コーティング剤は結構垂れるのでフレームの上から順に行わないと下にコーティング剤が垂れてしまう。
全体にコーティング剤を塗り終わったらそのまま乾燥するまで放置する必要がある。コーティング作業が終わったことで油断して素手で触ってしまったところ思いっきり指紋がついてしまった。上からコーディング剤を再度かけて拭くと指紋はなくなった。だいたいこの量でフレーム一つ+αぐらいに塗ることができた。
ちょっとだけ光沢が出たような気がする。
せっかくなのでコンポを取り外してフレームのみになっているエアロロードのフレームもこの機会に掃除してコーティングしておくことにした。
以前取った画像。普段めんどくさがってほぼ自転車のフレーム掃除はしないので、泥が跳ねるホイール周辺とチェーンオイルがかかるチェーンの周りがドロドロになっている。
まずは水洗いで泥と砂を落としていく。狭いシャワールームでフレームを回しながらシャワーに当てていく作業は時間がかかる。泥を落とし終わったら水を拭きとり、パーツクリーナーを噴射して油汚れを落としていく。その後先ほどと同じようにコーティング剤を塗っていく。
きれいになった。ちょっと汚れているように見えるのは傷なので拭いてもとれない。
場所がないので二台並べて置いておく。接触してるのでその部分はコーティングがはがれるかもしれないが仕方ないのであきらめる。
狭い空間で苦戦しながら行ったことにより、洗車とコーティング剤塗る作業で2時間ほどかかってしまった。メンテナンス台の上に自転車を置いて水をかけ放題の広いガレージが欲しい。
ダブルタップレバーの機構を見る
新しいロードに旧Forceのシフターを移植しようとした。シフトワイヤーとブレーキワイヤーはそのまま流用するつもりだったが、シフトワイヤーがシフター付近でほつれてしまっていたので交換することにした。
古いワイヤーを取り除き新しいワイヤーを通そうとしたが、うまく通らない。シフターの外装はプラスねじで固定されているので通常ユーザーが分解しなくてもいいはずだが、ちゃんとシフトワイヤーを通す穴にワイヤーが入っているか不安だったので一度開けてみることにした。
汚い。赤い部品の白い所の穴がワイヤーを通す部分だが、ワイヤーが入らない。中で詰まってるんだろうか?と思ったが少しずつ力を入れながらワイヤーを押し込んだらちゃんと反対側から出てきた。
ちょっと押し込む力が足りないだけだった。分解する必要はあまりなかった。せっかくなので動きを観察してみる。
一応ダブルタップレバーの動作はSRAMのページに説明がある。
シマノが二つのレバーでシフトアップ/シフトダウンを行うのに対して、SRAMのダブルタップレバーは一つのレバーでシフトアップとシフトダウンの両方を行う。この機構は二つの歯止めのあるラチェット機構により構成されており、何もしないときは右の歯止めにより歯車が保持されている。
シフトアップ時は左の歯止めが右の歯止めを持ち上げて右の歯止めを開放して歯車が下に回り、左の歯止めが歯車を止める。この状態でレバーを戻すと再び右の歯止めが歯車にかかる。
トップ側最終段では最初から左の歯止めが歯車を保持するので右の歯止めを持ち上げても歯車が回らない。
シフトダウン時は左の歯止めは右の歯止めの開放を終了しつつ歯車を上に回し、戻る際は右の歯止めが左の歯止めを開放しつつ歯車を保持することで歯車が下に回らないようになっている。
旧Forceのシフトダウンは一度に3段までだが、カバーをはずした状態だとそれ以上の段数を一度にシフトダウンできる。カバーでレバーの動きを制限して変速段数をコントロールしているだけのようだ。つまりカバーを削れば一度に4段以上のシフトダウンも可能。あまり意味があるとは思えないが。
ロー側最終段では左の歯止めが右の歯止めの開放を終了する場所までしか回せず、戻る際には右の歯止めが左の歯止めを開放した際に歯車が下に回り、右の歯止めにぶつかって止まる。
ダブルタップレバーはロー側最終段でシフトダウンしようとすると押し込みが甘いとシフトアップしてしまう。このシフトアップをキャンセルするにはかなり強い力で押し込む必要がある。そしてこのキャンセルの際は心臓に悪いバキッという音がする。この音の正体は左ラチェットが解放された後に結構な距離を回って加速した歯車が右ラチェットにぶつかる音のようだ。
上ではロー側最終段では左の歯止めが右の歯止めの開放を終了する場所までしか「回せず」と書いたが、逆にこの位置までは「回せてしまう」。回せる範囲が狭いとはいえ、ロー側最終段からさらにワイヤーを引くという動作が発生するため、ディレイラーの調整次第ではロー側にチェーン落ちが発生したり、ホイールによってはリアディレイラーがスポークをかすめたりすることすらある。
これを防ぐためにはリアディレイラーをややトップ側に寄せておくことと、しっかり動作範囲を制限しておくことが必要となる。が、動作範囲を制限しすぎるとワイヤーをロー側最終段から引けなくなり、シフトアップをキャンセルする動作ができなくなる。インナーローでさらにシフトダウンしようとしているような状況でシフトアップしかできないというのは厳しい。チェーン落ちは発生させず、しかしシフトアップキャンセルは可能な位置に調整するというややシビアな調整が必要になる。
シマノはロー側最終段までくるとワイヤーを引けなくなるのでこのようなことはない。ロー側最終段でのシフトアップキャンセルの際の操作の重さと、ややシビアなディレイラーの調整はダブルタップレバーの最大の欠点といえるかもしれない。しかし大きなシフトレバーでの確実な変速とカチカチという操作感はそれを補って余りあると感じる。
カーボンフォークのコラムカット
に続いてコラムのカット。
カーボンコラムはなかなか固いので歯が入りにくく、垂直にカットするのはとても難しい。そのため通常このようなソーガイドを使う。
でも歯がずれないように溝が入ってるだけだと思うと自作したり他の方法で代用できそうじゃない?
ということでこうなった。ステムと傷がついてもいいコラムスペーサーで簡易ソーガイド。写真は布団の上だが、切り子が出るので実際は下に切り子を回収するための袋を置いて屋外で作業を行う。
実際にやってみると、ステムではあまりのこぎりをガイドできる範囲が広くないので結構のこぎりがグネグネするため少しやりにくいが、目的の場所に刃を入れるという目的は果たせる。格闘すること数分、表面に綺麗に溝を掘ることができた。コラムスペーサーはボロボロになったが気にしない。このまま削り続ければ問題なくカットできそうだが、それなりに厚みがあるので時間がかかりそう。手が疲れる。
こんなときにプロクソンの丸鋸が便利なんですよ。
豆腐のように切れた。最初からこうすればよかった。まあ溝掘ったことで丸鋸が綺麗に入ってくれたおかげですんなりカットできたと思うことにしよう。
切断面には瞬間接着剤を塗ったほうがいいらしい。綺麗に切れたのでいらないと思うが一応接着剤を塗り、乾いたらプレッシャーアンカーを入れる。ヘッドパーツのベアリングを入れてフレームに固定したところで、以前のフレームと条件を同じにしてフレーム、フォーク、シートポストの合計重量を測定してみる。
以前のフレーム。
新フレーム。
その差480g。新フレームにまだBBがついてないことを考えても400gほどは軽量化される。シートポストをカットすればもうちょっとだけ軽くなるはず。少しは速く登れるようになるだろうか。
まだBBとケーブル類が届いていないので組み立てられない。届いたらさっさと組み立ててしまおう。
カーボンフォークへのクラウンレース圧入
の続き。
先日ようやく届いた新しいカーボンフレームだが、まずはカーボンフォークにクラウンレースを圧入しなくてはならない。
圧入工具。このフレームには1.5inch用が合うはず。構造的にはパイプを上から入れてぶっ叩くだけなのでWebを調べると塩ビパイプで代用している人が多い。
上からぶっ叩くのは自分で行うには精神衛生上悪いのでここにある「下玉押し圧入工具」のようなものがあればいいが、調べても見つからない。
とりあえず塩ビパイプを使う方法を試してみることにした。
買ってきた。VU管、呼び径40、内径約44mm。長さ2mで400円弱。内径はクラウンレースのテーパー部外径にほぼぴったり。
この値段なら上手くいかなくて無駄になってもダメージは少ない。長すぎるので40mmにカットして使う。
フォークに走行時と異なる力が働かないようにホイールを取り付けた状態で、クラウンレースと塩ビパイプをコラムに通し、塩ビパイプをプラスチックハンマーで上から軽くたたく。入らない。思いっきりぶっ叩くとちょっとだけ入ったけど振動がフォークを伝わって音が響き渡る。怖い。さらに当然だがテーパーステムだと管の内径とコラム上側の外形が全然違うのでまっすぐ入ってくれない。ねじれた方向を修正するように叩いてみるもののあまりうまくいかない。
だめだ。この方法は精神衛生上よくない。他の方法を考えるか、それとも自転車屋に持って行くか…
結局こうやった。手持ちのステムとコラムスペーサーを総動員してコラムの一番上まで積み上げ、トップキャップをねじ込む力でクラウンレースを圧入する。
圧入中はあまりトルクをかけずともすんなり入ってくれた。もともとトップキャップの規定のトルクまでならば破壊することはないはずなので大丈夫だろう。今思うとフレームのヘッドチューブの代わりにせっかく買ってきた塩ビパイプを入れるほうがもっと安全だった気がする。
無事圧入完了。今回は金具の位置を確認しながら慎重に圧入したが、圧入完了に気づかず締め続けて規定以上のトルクがかかるとフレームが割れたりする可能性もあるので、この方法は真似せずに自転車屋さんに持って行くか専用工具を使うかしたほうがいい。真似する場合は自己責任で。
次はコラムのカット。もうちょっとで乗れる。
PlanetXの荷物が届いた
で注文したフレームとそのほかいろいろが届いた。
注文発送時にPlanetXから送られてきたメールは追跡番号が空白だったが、次の日の朝に携帯のSMSで配送情報へのリンクがDHLから直接送られてきた。
DHL届くの早すぎ。最初4/6集荷で4/11日着とか書いてあって「無理でしょ」って思っていたら集荷から3日後にはもう日本について通関完了してた。10日朝に「今日の夜着で配送するからね!」って連絡来たけどその前に頼んでいた12日夕方着が優先されたらしく届かなかった。
DHLの配送日指定、休日を指定して配送できないのはまだいいが、なぜか4/11の夕方だけが指定できなかったり、配達業者へ荷物引き渡した後はその追跡番号教えてくれないので一切追跡も何もできなくなったりと謎。
お待ちかねのニューフレーム。よくある完成車入れるサイズの箱で届いた。緑色の塗装が鮮やか。
続きを読む